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レクサス IS250
51万km走行!
ATF過去未交換でもトルコン太郎では施工可能
GSE20 平成21年式 東京ワイズガレージ

 おもわず二度見しました(。◔ヮ◔。)

練馬区からご来店いただきました。

【お車の情報】

■レクサス IS250
■型式: DBA-GSE20
■平成: 21年

 5万kmじゃないですよ

毎日通勤で使用していて気づけば51万km走行。
さすがトヨタ車、それでも問題なく走れていたところ、近頃は急加速(キックダウン)時にガコガコして空回りしているような雰囲気になってきたとのご相談です。

問題ありません。
過去未交換のATFでも不調を誘発することなくATF交換可能です。
もちろん、ATオイルパンを取り外し内部の鉄粉を除去するコースでご提案。
長年のあいだに堆積、壁面にこびりついたスラッジなどを落とすために最終的にはATFは45リットル使用しました。



 さっそく圧送交換にとりかかります

ご来店当日までに部品をご用意しておきまして、ご来店当日中に作業は完了します。
ですので、遠方からのご利用も多いトルコン太郎圧送交換です。

 廃油の状態は

ご入庫からすぐに整備に取り掛かります。
まずはトランスミッション内の過去未交換かもしれないATFをサンプルで抜き取ってみましょう。

漆黒の黒です。まるで墨汁のような黒さ。
振ってみると重たい動きをする様子を見ると過去未交換かもしれませんね。
スラッジや鉄粉を多く含んだATFは黒さを増し、挙動が重くなります。

 ATオイルパンを取り外し

ワイズガレージの圧送交換では、ただATFを圧送するだけではありません。
圧送前にはトランスミッション専用のフラッシング剤を使用して、内部のスラッジなどを落ちやすくします。

このフラッシング剤を使用することでびっくりするような過走行でも自信をもって圧送交換が可能なんです。

フラッシングを添加してから数十分エンジンをかけトランスミッション内隅々に薬液を行きわたらせます。
この時、不調がある場合はシフトを動かして不調症状の原因となるスラッジや鉄粉が動く(?)ように対処します。フラッシングが十分行きわたったあと、さっそくATオイルパンを取り外します。

今までずっと取りついていたガスケットが残留していることもあるため、ガスケット接合面はオイルストーンでしっかり清掃します。

 取り外したATオイルパン

さて、ATオイルパン内に設置されたマグネットの状態は、と。

 マグネットに集まった鉄粉

マグネットに集塵された鉄粉はこれでもかの量。
ですがここに吸着されていない鉄粉はATF内を浮遊しているということです。
その浮遊する鉄粉がトランスミッション不調を引き起こしているのです。


 部品も新品へ交換

もちろん、バルブボディ用ATオイルストレーナも新品へ交換します。

 オイルパンを取り付け

ATオイルパンはクリーニングして再利用します。
日本車はほぼすべてのオイルパンは再利用できますので経済的だな~と思います。
トランスミッションにアタッチメントアダプターを取り付け、圧送交換の準備完了。
つづいてATF圧送交換開始です。

ここ10年前ほどからのトヨタ車ではアタッチメントがないと圧送交換できない車両が増えています。

ATF圧送交換に入ります

 圧送交換スタート

トルコン太郎には3つのモニターが設置されていて、各モニターでは圧送交換中の各オイル状態が確認できます。

左 新油モニター・・・これからトランスミッションに供給される予定の新油の状態。
中 クリーニングモニター・・・現在のトランスミッション内のオイルの状態。
右 廃油モニター・・・トランスミッションから抜き取られた廃油の状態。


トルコン太郎はオイルの抜き取りと注入のホースが別、廃油がトランスミッションに戻らない構造になっているため安心です。
一番右の廃油モニターには、トランスミッションから抜き取られている廃油が見えています。

その廃油の挙動から、重みのある液体状です。

 抜取量 0.2 給油量 0.0

まず廃油が数リットル抜かれます。

これから、廃油モニターの色味が変化していく様子をご覧いただけます。

 抜取量 1.0 給油量 0.0

まったりとした粘度を感じる廃油が抜かれていき、トルコン太郎の廃油容器に集まり、二度とトランスミッション内には戻りません。

 抜取量 3.0 給油量 0.7

トランスミッションに負荷をかけない程度に廃油を抜けるだけ抜きます。
その方が交換率が良いため、ぎりぎりを狙っていきます。

そして、ある一定のレベルから新油の給油が始まります。
本格的に圧送交換の始まりです。

 抜取量 8.8 給油量 5.6

手前の廃油モニターの黒味がマイルドに変化してきましたね。

 抜取量 11.4 給油量 8.3

廃油モニターの色味が次第に真っ黒→赤味を増しています。

 1回目の圧送交換終了、クリーニングモード中

新油を給油しつつ、廃油を抜く作業の1回目はここで終了。
現在、トランスミッション内のATFをグルグル循環させて内部の汚れを油圧で押し出す段階に入っています。クリーニングタイムは10分ほど。

 1回目の圧送交換終了、クリーニングモード中 2

クリーニング中~!

 1回目の圧送交換終了、クリーニングモード中 3

クリーニング中。
上の画像から2分後のクリーニング中の様子。
クリーナーモニター内のATFが、上のATFよりも黒味が増しているのが分かりますか?
クリーニングモードで10分ほど回していると、トランスミッション細部に残留していた汚れやスラッジなどが少しずつ落ち、ATF内に充満しそのため黒味が増します。

オーナーさまからはすっかりキレイになるまでお願いします!とオーダーいただいていますので、あともう一回圧送交換を回します。

 2回目圧送交換完了、クリーニング中

2回目の圧送途中の画像が撮影できていませんが、こちらクリーニング中です。

上の1回目クリーニングが完了した時より透明感が見えます。
このくらいの透明感が得られれば、もうこれ以上圧送する必要はないと判断、これで圧送交換整備終了です。

交換後の変化は、鈍かったアクセルの反応が、アクセルを離すとスーッと力強いクリープが戻り、アクセルオンでスムーズにトルクを感じる出だし、低速域でももたつくことが無くなりました。
劣化したATFが影響を与えるのは低速域の部分で不調を感じやすいため、低速域での不調を感じなくなったということは高速域でも好影響があるということです。
恐らくこれから燃費も変わってくると思います。



ご利用ありがとうございました。




自社工場ですべての整備を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、整備内容により)。


そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓
トルコン太郎圧送交換とは!?トップページ
●トルコン太郎の説明やトランスミッションに不調が起こる理由などを簡単にご案内

トランスミッション調
●トランスミッションよくあるご相談など No,617


日本車 トルコン太郎圧送交換トップページ
●トルコン太郎での、日本車全般入庫実績ページです。ブログへのリンクや、事例では入庫理由、走行距離など簡単にご案内

日本車 トルコン太郎圧送交換 ご入庫事例ページ
●日本車全般のトルコン太郎圧送交換、入庫実績リンクページです No.336

■レクサス各整備の事例ブログです
レクサス メンテナンス一覧
No.266


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トルコンのお問い合わせはメールがお勧め

ホームページのお問い合わせフォームからご質問をいただくと、ほぼすべてのお見積りやご連絡はメールでお答えしています。
なぜなら、電話だと必要な情報が3割も伝わらずにお値段だけのインプレッションで終わってしまうからです。圧送交換のみならず、整備はその内容とディテールが大切だと思っています。
色々とお伝えしたいことが渋滞します。


下記車両情報をいただければ、トルコン太郎の圧送交換のお見積りは可能です。
逆に、車台番号が不足していると何もお調べできないので、車台番号は必ず輸入車でしたら17桁の英数字を、日本車でしたらハイフン以下の全ての数字をご連絡ください。

【 車 名・車種 】
【 初 度 登 録 年 月】
【 車 台 番 号 】
【 型 式 】
【型式指定番号・類別区分番号】

・現在の走行距離のご連絡
・過去の交換履歴があればその際の走行距離

・現在のお車の状態や症状など

ご相談、お問い合わせはお気軽にどうぞ。

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定休日 毎週 日曜日・月曜日・祝日 各大型連休
営業時間 9:00~19:00 土曜営業

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