トルコン太郎設置店 ATF圧送交換施工 ワイズガレージ東京
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会社案内2022年2月7日最終更新
ホンダステップワゴン
■型式 DBA-RK5
■年式 平成24年式
■走行距離 13万5,000km
■CVTF過去未交換
トルコン太郎でのCVTフルード交換依頼にてご来店いただきました。
ご来店前に、メールで料金等のお問い合わせをいただき、打合せもしていたのでご入庫の際には車をお預かりするだけ、というスムーズさ。
ホンダのステップワゴンは走り出しのジャダーや変速ショックが出やすいことが認識されていますが、なかなかCVTFの定期交換をしている人は少ないようです。
走行距離は約13万km走行。
特に違和感や変速ショックを感じているわけではないけれど、中古で入手したばかりなのでトルコン太郎でのCVTフルード交換を経験してみたくて、とのご相談。
RK5に限らず、ステップワゴンは人気のある車種ですがネックがトランスミッション。
ジャダーや変速ショックが出やすい。
だからこそ定期的なCVTフルードの交換が好ましいのですが、なかなかCVTフルードを交換してくれる店舗も年々少なくなってきているようです。
トルコン太郎での圧送交換のみのベーシックコースにてご案内しようとしましたが仕事でも使用していて、これからもしばらく長く乗っていきたいのでスペシャルコース(オイルパンを脱着クリーニングを含むコース)をご希望にて承りました。
今回のご希望はまだしばらく長く乗り続けていく準備でのAT内部のリフレッシュのため、オイルパンを脱着しての鉄粉やスラッジの清掃やストレーナ交換を含むスペシャルコースにてご希望・施工の段取りとなりました。
その際、オイルパンのガスケットは再利用できないため新品のガスケットもご用意。
あと、ピンク色のフィルターはATオイルクーラーに位置するものですので、こちらも必ず交換します。
CVTには多く使用されているこのフィルター、かなり大切です。
せっかくCVTフルードを交換する際にこちらのフィルターを交換しないのはお勧めしません。
交換作業を開始する前に、ウィンズのX-TEND AUTOMATIC TRANSMISSION FLUSH【オートマチックトランスミッションフラッシュ】でのフラッシング剤を添加してしばらくエンジンオン、トランスミッション内に添加剤が行き渡りその性能を発揮できる時間(裏面の注意書きにある10分以上~)稼働させます。
※※こちらのフラッシング剤は圧送交換の際にしか使用できませんので、通常交換(ドレンアウト交換)の際には使用不可です。
そしてフルードが抜けたらオイルパンを取り外します。
この状態になっても、まだ各CVTフルードが通るホースやトランスミッション細部にも毛細管現象によって汚れたフルードはとどまっている状態です。
作業中、ずっとポタポタと廃オイルがしたたり落ちてきます。
手前が新品ストレーナ、奥が取り外した旧ストレーナ
旧ストレーナは、内部のフィルターは真っ黒な状態。
黒く流れる液状のものは、CVTフルードと混ざりあった鉄粉やスラッジです。
オイルパン内部の突起部分にマグネットがセットできるようになっています。
強力磁石で出来ているマグネットは、ちょっとやそっとの力では取り外せません。
こちらもしっかりと鉄粉を除去、再利用します。
左・清掃前 右・清掃後
左は鉄粉がみっしりと付着し、もっと細かいスラッジなどがフルードと相まってヌメヌメとした状態です。
ATオイルクーラーに設置されているフィルターも交換しましたが、こちらも同じくヌメヌメと真っ黒の状態でした。
鉄粉は主にマグネットに吸着されますが、その他のスラッジはオイルパンに滞留するかフルード内を浮遊します。
その浮遊する鉄粉やスラッジが、トランスミッション内、バルブボディ等の細かい部分に詰まったりすることでトランスミッションのショックや不調を招きます。
そのため、過去未交換や過走行のATF交換が断られる原因になります。
ですがご安心ください。トルコン太郎ではそのフルード中に浮遊する鉄粉やスラッジを圧送しながらクリーニングすることが可能なため、過去未交換でも10万km以上の過走行車両でも対応することが出来るのです。
日本車の優秀だなーと思うところが、大体の部品は再利用ができるように作られているところです。
ヨーロッパ車の一部車種(主にBMW)などではオイルパン自体にストレーナが設置されているためAssy交換になることもあります。(それだけで数万円)
オイルパンをしっかり取り付けたら、次はCVTフルードをトランスミッション内に充填します。
今回使用するフルードはホンダ純正。
CVTフルードの新油は熟成した日本酒のような色、サラサラ質感です。
オイルパンの取り付けが完了しましたら、フルードを充填してトルコン太郎での圧送交換を開始します。
各ホースを接続しまして、圧送交換開始。
圧送交換はドレンアウトよりも油量を多く使用するので、その分費用は掛かりますが効果は比べ物になりません。先述しましたが、交換後のその変化はトルコン太郎での圧送後は効果が体感が出来るので満足度も違います。
ワイズガレージでは圧送の回数をこまめに設定し段階的に施工して、途中段階でCVTF状態を確認しながら圧送するので、交換が足りなかったり過剰だったりすることが避けられます。
そしてそんなことが可能なのが、このまーるいドーム型のモニター。
左 新油モニター・・これから圧送される新しいCVTFが見えます
中 クリーニングモニター・・現在、トランスミッションに充填されているCVTFが見えます
右 廃油モニター・・トランスミッションから抜き取られた廃CVTFが見えます(AT内には二度と戻りません)
廃油モニターに見えるオイルが、現在のトランスミッション内に充填されているCVTFです。
かなり真っ黒。
この状態でトランスミッションが稼働してたかと思うと、なかなかにあまり気持ちの良いものではありませんね。
トルコン太郎ではCVTFを少量ずつ自動的に抜きつつ、新油を充填していきます。
圧送ではエンジンを稼働してトランスミッションを動かしながら交換するため、バルブボディや各ホース類の内部に残留するATF(おおよそ2~3リットルかそれ以上)を、圧送しながらすべて新油に交換していきます。トルコン太郎の偉いところはその浮遊している鉄粉やスラッジもストレーナを通してろ過していきます。
2ラインのため廃油はそのまま廃油缶へ排出されますので、ミッション内に再び戻ることはありません。
廃油といっても、先ほどオイルパンを取り外した全段階で既存のフルードは全体の5割ほど抜けていますので、一番右側の廃油モニター内の黒いフルードはAT内細部にまだ残留していた廃フルードと混ざりあってこの状態に黒くなっています。
ということは、ATFの下抜きの通常交換ですと交換直後でもこの状態ということなんです。
今回はオーナーのご希望で1ペール20リットルを使用出来たので、しっかりと圧送交換出来ました。
新油までのきれいさまでは取り戻せなくても、限りなくきれいな状態へ近づいたのを確認して、作業は完了です。
今回の施工は予防整備的な位置づけでしたが、トランスミッション内のスラッジ等を取り除いたので、次にCVTフルードを交換するのは3~4万km先です。
交換後の試乗では、変速の繋がりが作業以前よりもスムーズになった、と体感していただけました。
ご利用ありがとうございました。
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当店は外注ではなく、自社工場ですべての修理を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、内容により変動)。
そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓
■まず、トルコン太郎とはなんだろう?からご説明したページです
トルコン太郎圧送交換とは?
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