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トルコン太郎でATF圧送交換 
メルセデスベンツW211
走行距離78,000km
ワコーズセーフティスペック使用

 東京 中野区からご来店


メルセデスベンツW211車検整備にてご入庫。
型式 DBA-211256C
年式 平成19年
走行距離 約77,000km

お話を伺うと、中古にて近頃入手したため過去の整備歴などは記録簿はあれど自身で把握していないのでここでいちどしっかりと整備したい、とのご希望。
点検見積もりの際にATFが汚れていたためトルコン太郎での圧送交換をお勧めしました。
現在走行距離は78,000㎞。
もちろん、予防整備としての圧送交換ありありです。

むしろ不調が出てきてからの施工よりも予防整備として効果的であります。




オイルパンを脱着清掃するため、ATオイルパンガスケットを用意

ATオイルパン内に位置するストレーナ

 ATFはワコーズ使用

しっかりと整備したいご意向のため、スペシャルコースにてご用命いただきました。ありがとうございます。
純正ATFは高額で、多量にフルードを使用する圧送交換には不向きです。
そのためワイズガレージでは適合確認が取れているワコーズのセーフティスペックにてご案内しました。
今回もリフレッシュのためATFは1ペール、20リットルを使用します。

ワイズガレージではお車の状態に合わせて、選びやすくコースを設定しています。

【ベーシックコース】・・定期交換がなされているお車やお試しでトルコン太郎を使用してみたい方へお勧め
スラッジを巻き上げることなくトルコンチェンジャー内に内蔵されるフィルターで
汚れを除去しながら循環させ、ミッション内部をクリーニングしながら交換ができます。

【スペシャルコース】・・過去の交換履歴が不明なお車、10万km超の過走行車にお勧め
オイルパンを脱着し、オイルパン内部の鉄粉やスラッジをクリーニングしストレーナ等も交換したのちにトルコン太郎にてトルコンチェンジャー内に内蔵されるフィルターで汚れを除去しながら循環させミッション内部をクリーニングしながら交換します。

フラッシング剤を添加し汚れを落ちやすくした状態にして車体から抜いた廃ATF

ATオイルパンを取り外し

 フラッシング剤を使用して圧送効果を向上

ウィンズATフラッシュを入れ10分ほどエンジンをかけて添加剤を隅々まで行きわたらせ、汚れが落ちやすくなるように前準備をします。

抜き取ったATFは真っ黒で、ドロドロの状態です。走行距離からかんがみて、過去に一度もATFの交換はなされていないと思われます。
一般的にディーラーなどではATFは未交換でOKといわれていますから、当然施工のチャンスもなかったでしょう。

エンジンオイルは定期的な交換が求められるのに、同じ消耗パーツのATFを未交換でいいなんて、そんなことあるわけないですよね。

 ATオイルパンを取り付け

オイルパンは再利用可能なタイプのため、ガスケットを新品に交換してから清掃して元に戻します。そして圧送交換を施工するために新油をトランスミッション内に充填させます。
こちらのW211はオーバーフロー方式のため、フルードが漏れ出てきたタイミングでドレンを閉めます。

①抜取量 0.6リットル 給油は0

②抜取量 4.6リットル 給油 2.6リットル

 トルコン太郎で圧送交換スタートです

圧送交換する油量を設定、クーラーラインモードで圧送交換・全自動交換スタートします。
トルコン太郎に内蔵されているフィルターを通しスラッジや残留物などをろ過してトランスミッション内に圧送循環させます。

左 【新油モニター】状態が確認できるモニター
中 【クリーナーモニター】圧送交換中のATFの状態が確認できるモニター
右 【廃油モニター】ATから抜き取られた廃ATFの状態が確認できるモニター 

一番右側の廃油モニターでは、ミッション内の残留していた廃油と混ざったフルードが抜かれて、抜いた分の油量を新油で充填するのを繰り返します。
一気に入れ替えるのではなく少しずつ少しずつ交換、設定油量まで到達したら自動で圧送クリーニング交換が開始されます。

画像①、廃油モニターのオイルは新油が充填されたトランスミッションから抜かれたオイルですがほぼ真っ黒。
さきほどオイルパンを脱着した際に4リットルくらいは廃オイルが抜けたはずなのですが、トランスミッション内部に残留しているATFがまだまだこれだけ残っているんだと実感する1枚です。

一度、6リットルの設定で圧送交換、じっくりクリーニングします

オーバーフロー方式のため、テスターで油温をチェックしながら

 じっくり、時間をかけて数回クリーニング

一度にいきなりすべてのATFを使って圧送交換をせず、数回に分けて圧送とクリーニングをかけます。
まずは6リットル設定で。

のちほどコンピュータ診断機を使用しなければならない事があるため、前もって油温をチェックしながら施工します。
トランスミッションオイルテンパラチャ(transmission oil temperature)の表記。現在36℃

 2回目の圧送とクリーニング

2回目になると廃油モニターのATFも真っ黒ではなく、若干の赤みを確認できるようになっています。
段階的にではありますが、圧送クリーニングがしっかりと行き渡っているという事です。

 全体的に黒っぽさがなくなってきました

今回は7リットル設定。
最初に充填した5リットルと合わせ、あと残りは調整分やフローで抜けてしまう分を計算して圧送します。

クリーニングモニターのATFに次第に赤味が見えてきました。

 クリーニング中

圧送交換は終わり、クリーニングを数回かけます。
まだ黒みの残るATFですが、もう20リットルのお見積もりで提示した量に届いてしまったため、ここでクリーニングは終了。

 油温もフロー既定の40℃で

こちらのお車、ゲージでの規定量までの充填が確認が出来ませんのでフロー方式です。
その際に、ATFが適正温度で充填されていないと規定量以下での稼働となり、トランスミッションを傷める原因となり本末転倒です。
ですので、しっかりとテスターで油温を確認して最後ボルトを締めます。
これで圧送交換作業は完了です。

車種によっては、交換後のトランスミッションのリセット作業が必要な場合もあります。
交換後は試乗して異音や変調がないかを確認します。
トルコン太郎での圧送交換のメリットは、クリーニングのモニターの色を新油と比較しながらクリーニングを任意でかけられるので、勘に頼ることなく正確。
トルコン太郎での圧送交換は油量は多く使用しますが、ATFの交換の進捗が目に見えて確認できるので、交換の実感をさらに感じることができます。
オーナーにも交換行程の画像をご覧いただいています。

今回は車検と同時施工でしたので、お手元に戻った際には以前とは全く違った乗り心地になっています。
ご利用ありがとうございました。


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見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、整備内容により)


そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓

■まず、トルコン太郎とはなんだろう?からご説明したページです
トルコン太郎圧送交換とは?

■ブログに掲載予定の入庫実績(各情報あり)のページです
トルコン圧送交換 輸入車入庫実績

■メルセデスベンツ各整備の事例ブログです
メルセデスベンツメンテナンス一覧


■メルセデストルコン太郎ご入庫一覧(ブログリンクなし)ページです
メルセデスベンツトルコン太郎入庫一覧ページ2




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