トルコン太郎設置店 ATF圧送交換施工 ワイズガレージ東京
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会社案内
■ボルボV60
■型式 DBA-FB4164T
■平成24年式
■走行距離 約40,000km
初度登録が平成24年ですから9年経過、総走行距離はまだ約40,000kmを超えたところです。
■中古車で購入して間もなく、過去のDCTオイル交換履歴も不明なためリフレッシュをご希望
■大きな不調はないが走り出しに細かくブルブル震える感じが気になる(こちらがいわゆるジャダーと言われるものです)
■たまに止まる直前でドン!とショックが来る
■これから長く乗り続ける予定
「ただオイル交換をするだけで何も変化はないだろうけれど、やらないよりもやった方が良いだろう」というお気持ちでの今回のご依頼でしたが、最初にネタバレですが交換後はオーナーは愛車の乗り心地に大きな変化を感じることになります。
ボルボでよくご相談いただく内容をまとめたページをご覧ください。
→ボルボ トランスミッション不調ご相談事例ページ
①新品DCTオイルフィルター・・DCTはオイルパンの設定がなく、外付けのDCT用オイルフィルターの交換が必要です
②既存のDCTオイルフィルターがオイルまみれになっていました。期せずして交換時期だったようですね。
③純正オイルは高額で定期交換お試しにしては少々ハイコスト。そのためOEM製品のSWAGのギアオイルにてご提案しました。
④万能添加剤SOD-1。ハイクオリティな添加剤です。油量全体の7%量を添加します。
ここからはDCTの説明ですので、ほかのブログと重複する部分がありますがご覧ください。
先程から話題に上がっているDCTとは、高性能車や高級車に装備されることが多いデュアルクラッチトランスミッションの略です。
こちらが駆動効率が非常に高い反面、構造が複雑・そして重量があり・なかなかコスト面ではデメリットが多いというのが大きな課題のよく言えば進化途中、悪く言えばまだまだトラブルも多いシステムです。
ボルボでの変速ショックやシフトチェンジ(PからD、RからDなど)の際のショックにお悩みの方は想像以上に多くいらっしゃいます。
トルコン太郎での圧送交換のメリットなどをご説明して、実際に施工のご依頼をいただきました。
今回のV60はDCTオイルの定期交換にてトルコン太郎圧送交換のみご希望のため、油量は当初は16リットル提案でしたが万全を期したいとのこと、状況に応じて追加のオイルもありの状況でしっかりと施工します。
トルコン太郎圧送交換スタートから、早速真っ黒なDCTオイルが抜けてきました。
圧送交換には車種専用のアタッチメントが必要で、車それぞれのクーラーラインが全く面白いくらいに違うため、それ全てに対応するためには軽く150種類を超えるアタッチメントが必要になります。そしてまたそれが一つあたり数万円するため、なかなか全てを揃えることは至難の業というより不可能です。
ですが、その問題をクリア出来たのでこうして圧送交換を提供することが出来るようになりました。
左 新油モニター
中 クリーニングモニター
右 廃油モニター
まずは1回目の圧送交換です。
廃油モニターに見えるオイルが、現在のトランスミッション内に充填されているDCTオイルです。
この10年間使用しているDCTオイルを少量ずつ自動的に抜きつつ、新油を充填していきます。
圧送交換ではエンジンを稼働してトランスミッションを動かしながら交換するため、いきなり全部のオイルを抜いていきなり新油をドバっと入れるわけではありません。(そんなことをしたらトランスミッションが壊れてしまいます。)
2ラインのため廃油はそのまま廃油缶へ排出されますので、ミッション内に再び戻ることはありません。
⑤、⑥と⑦の画像でご覧いただける通り、廃油は真っ黒。このオイルが先程までトランスミッションに満たされていたのですね。
ちなみに新油のDCTオイルはご覧の通り透明な薄い黄色です。
3リットル抜き取られ、新油が1.3リットル充填されている状況です。
廃油モニターの色が次第に変わります。
今回、18リットルの予定ですのでまずは8リットル設定で交換しています。
着々と圧送交換が進んでいます。
1回目の8リットルで設定した圧送交換が完了しました。
圧送交換が終わったら10分間ほど内部循環でクリーニングを自動的に施工します。
トルコン太郎内部に設置してあるフィルターを循環させてのクリーニングです。
クリーナーモニターに見えるオイルが、トランスミッション内のオイルの状態です。
まだ茶色く見えます。
ですが、下抜き交換の場合は8リットルでもここまでキレイにはなりません。
まだあと1回追加の圧送交換があります。どんな変化がみられるでしょうか。
1回目のクリーニングが完了したら、続いて2回目の圧送交換スタートです。
2回目の圧送交換も8リットルで圧送。
⑩の画像と比較すると、その差は歴然です。
iPhone(11ですが、、12Proが欲しい今日この頃)の性能が良すぎるのか色味にちょっと違いが見えますが、目視ですと新油とほぼ色味は変わりません。
トランスミッション内のオイルをはじめ、各ホース内の廃油を圧送できたということですね。
言葉でいろいろと説明するより、画像を見ていただくのが一番わかりやすく理解も早い。
あれ?あとの2リットルは?とお思いの方鋭い!
そうですあとの2リットルはトランスミッションの油量調整で必要なため取り置きしてあるわけです。
これでほぼ圧送交換は完了です。あとは添加剤のSOD-1を入れるのを忘れずに。
油量の調整とトランスミッションの最終調整にはテスターを使用しなければならないため、テスターがないとこの圧送作業はできません。
画像⑥の時点のオイル色と比べてみると大きく変化しました。
交換後、試乗していただきました。
圧送交換後、ショックの変化があったかどうかの確認のためオーナーの運転に試乗に同乗させてもらいました。運転する人が変わるとその運転のクセも変わるため、わたくしどもの試乗確認時では出なかったショックが出たりするためです。
今まで乗ってたいて「そういうものなんだろうな」と思っていた感覚がまったく違うのもだったということが分かったそうです。乗り心地とスムーズさに大きな変化が。
■散発的に発生していた小さなジャダーがなくなり、ストレスを感じなくなった
・発進時、アクセルを軽く踏んでも即座にレスポンスを感じるようになった!
・シフトアップ時の引っ張り感、無駄なアクセルワークが必要なくなった
・ステアリングを曲げた状態で停止からの発進時のタイムラグがなくなった
・これが本来の乗り心地なんだ、と改めて感じました
と、大変喜んでいただきました。
ご利用ありがとうございました。
当店は自社工場ですべての修理を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、整備内容により変動)。
ボルボでよくご相談いただく内容をまとめたページをご覧ください。
→ボルボ トランスミッション不調ご相談事例ページ
そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓
■まず、トルコン太郎とはなんだろう?からご説明したページです
トルコン太郎圧送交換とは?
■輸入車の圧送交換施工事例ブログへの各リンクページです
輸入車圧送交換リンクページ
■ブログに掲載予定の入庫実績(各情報あり)のページです
トルコン圧送交換 輸入車入庫実績
■ボルボ各整備事例ブログのページです
ボルボ入庫実績リンクページ
ボルボでよくご相談いただく内容をまとめたページをご覧ください。
→ボルボ トランスミッション不調ご相談事例ページ
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