三鷹市 トルコン太郎 トヨタ アルファード CVT圧送交換 東京 三鷹 ワイズガレージ 山吹自動車

2021年4月16日更新
お問い合わせフォームからお問い合わせをいただきました。
現在10万kmを超え、CVTフルードの圧送交換が可能かどうかご質問。
もちろん大丈夫です。お任せください。
日本車事例一覧 トルコン太郎 圧送交換メンテナンス
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圧送交換のお問い合わせは2021年にはいり、毎日施工しているような状況です。
ご利用ありがとうございます。
②トヨタ純正CVTフルード FE 1ペール(20リットル)
③WAKO'S CVTF PremiumS【プレミアムスペック】1ペール
ご入庫前にはメールで様々なコース案内やお見積もりをご提案・ご連絡をして大方の内容は決まっているのですが、実際にお車の状況をじっくり確認するためにご入庫の際にはオーナーにしっかりお話を伺い・同乗走行をしました。
【施工前まとめ】
■現状、アクセルを踏んだ時のレスポンスにラグがあり尚且つ全体的にトルクが感じられなくなった
■発進と停止時にたまに後ろから蹴飛ばされたようなショックが来る
■以前より滑り気味に感じる
■12万kmの過走行車、そして過去には未交換。
■通常交換は断られてしまった
■WAKO'SのCVTフルード、プレミアムスペックを使用したい
画像では、ワコーズ以外にトヨタ純正CVTFも。理由は後程わかります。
同乗走行もして、なるほど何となくおっしゃってる雰囲気がわかります。
この不調が圧送交換で直ればうれしいな、という思いでご依頼いただいたそうです。
④ATオイルフィルターは取り寄せご用意
⑤抜き取った廃CVTフルード
⑥シリンジでATフラッシュを注入
⑦12万km使用した廃ATF抜き中
【画像に沿ってご案内】
④CVTリフレッシュのためCVTオイルパンを取り外して内部を清掃します。その際に内部のATオイルストレーナも交換します。新品のストレーナをご用意。
⑤画像①の洗浄剤ATフラッシュ(Wynn’sのトルコンチェンジャー使用時のみ対応の添加剤)を入れるために、500㏄程CVTフルードを抜き取りました。その一部をビン詰め、比較用として取り置きします。
⑥ATフラッシュをCVT内に注入し、30分ほどエンジンをかけてCVTを稼働させ全体にATフラッシュをいき渡らせます。
⑦ATフラッシュでの洗浄が完了後、オイルドレンから廃オイルを抜きます。
圧送交換前、オイルパン脱着前段階の下準備です。
いわゆる通常交換の際の【下抜き】の状態ですが、ドレンから落ちてくるCVTフルードは真っ黒で重量感ととろみのある状態です。
こちらは、オーバーフロープラグも外した状態で抜き取っているので、約5リットルほど抜けました。
トランスミッションの容量はこちらのアルファードは8.7リットルにつき「半分以上抜けてるじゃん!」と思われがちですが、各ホース内やオイルクーラー内などにもそれぞれフルードが回っているためきっちり8.7リットルで十分ではありません。
⑧取り外したATオイルパン内部
⑨スラッジが付着したマグネット
⑩本来はこんな形
⑧ATオイルパン内部にはご存じマグネットが鉄粉を集める大切な仕事をしていて、今回のアルファードでも非常に頑張っていたようです。マグネットが原型が分からないくらいモコモコになっています。
⑨鉄粉といっても目に見えるようなものではないものがスラッジと一緒に集合体になっているので、触るとヌルっとして抵抗なく拭き取れます。が、やはり鉄粉入りのためマグネットの吸着力に引き寄せられる様が見られます。
⑩スラッジをふき取ると、こんな状態です。
12万km走行の鉄粉の量は想像を超えていました。
もちろん、マグネットもオイルパンもしっかりと清掃。
⑪ATストレーナもドロリとしたスラッジに覆われ
⑫新品ATストレーナを設置
アルファードのCVTはストレーナの設定もあるため、こちらも併せて交換します。
⑪の取り外したATストレーナはもとのシルバー色はいずこへ、スラッジで覆われ表面はヌルっとした状態です。
⑫新品ストレーナを取り付け。しっかりとボルトのトルクを確認しながら増し締めます。
オイルパンを取り付け、さっき抜いた分のCVT新油をトランスミッションに充填します。
とうとうトルコン太郎での圧送交換作業に移ります。
⑬トルコン太郎で圧送交換スタート
⑭1回目圧送 抜取3.1 給油1.1
⑮1回目圧送 抜取7.0 給油7.7
⑯1回目圧送完了 抜取8.0 給油8.0 クリーニング中
⑬とうとうトルコン太郎に内蔵されているフィルターを通しスラッジや残留物などをろ過してトランスミッション内に圧送させます。
早速廃油モニターにトランスミッション内の廃油が抜き取られていきます。
トランスミッション内に残留するATFが混ざり合った新油がクリーニングされている状態です。
かなり黒い状態ですね。
圧送交換する油量を設定して、クーラーラインモードで1回目の圧送交換・全自動交換スタート。
トルコン太郎にセットされているモニター(透明のドーム型のもの)は、それぞれ働きが違います。
一番左 新油モニター・・・その名の通り新油がスタンバっているところ
真ん中 クリーニング中のオイルモニター・・・最終的にトランスミッション内にあるCVTF
一番右 廃油モニター・・・トランスミッションから抜き取ったCVTF
ここで、画像②トヨタ純正CVTF FEの謎のご説明です。
お問い合わせ当初、オーナーご希望にてワコーズのCVTFプレミアムスペック(以下、CVTF PS)を使用して圧送したいとのお話でしたが、走行12万km・平成25年(初度から8年経過・2021年現在)のデータから考えるとまず恐らく20リットルでは完全にキレイにならない可能性大。
それにハイスペック=お値段の高めのCVTF PSを使用してしまうのはもったいないので、純正CVTフルードでしっかりと洗浄して、最終的な充填をPSにてのご提案をしました。
今回の圧送交換で綺麗になるまでしっかりと施工したいので、とご返答をいただき2種類のフルード用意となりました。
画像⑭、⑮、⑯、⑰は純正フルードで圧送しています。
この判断、今回はものの見事にビッグヒットでした。
いつもの2回洗浄ではキレイになりませんでした!
⑰1回目圧送完了 クリーニング完了
⑱2回目圧送 抜取1.3
給油0.0
⑲2回目圧送 抜取3.8
給油1.9
⑳2回目圧送 抜取7.0
給油6.3
⑱、⑲、⑳2回目の圧送交換がスタート、圧送しています。
黒みのまだ残るCVTフルードが廃油モニターに見えます。
これでCVTF圧送交換は完了です。
㉑2回目圧送完了 抜取7.0 給油7.0 クリーニング完了
㉒ワコーズCVTFプレミアムスペック登場
㉑クリーニングも完了。画像⑤でトランスミッションから取り出したCVTFをビン詰めしたものと比較してみました。
ほぼ交換は完了しましたが、透明感の部分では新油よりもやや見えづらい感じでしょうか。
㉒そして、ワコーズCVTF PSの出番です。
㉓ワコーズPSでの 3回目圧送 抜取1.0 給油0.0
㉔ワコーズPSでの 3回目圧送 抜取5.8 給油4.7
㉕ワコーズPSでの 3回目圧送 抜取7.0 給油7.0
㉖ワコーズPSでの 4回目圧送 抜取1.0 給油0.0
㉗ワコーズPSでの 4回目圧送 抜取3.2 給油1.6
㉘ワコーズPSでの 4回目圧送 抜取11.0 給油11.0 圧送完了
純正CVTFの色味は若干残るものの、オイルの透明感もしっかり確認できるほどに。全てCVTFプレミアムスペックに交換完了です。
作業が完了したら、試乗して異音などがないか確認します。
異常がないようでしたらこれで作業完了です。
オーナーにお渡しの際に、また試乗にご一緒させていただきました。
以下、オーナーご感想
■発進時のトルクが上がった
■変速時の空回りがなくなった
■発進時の空回りがなくなった
■蹴り飛ばされたようなショックがなくなった
ずっと乗っている愛車の調子が変わったことを感じられた瞬間のオーナーの喜びの言葉を聞くと、圧送交換をやっててよかった!と思います。
エンジンオイルと同じように、トランスミッションのオイルメンテナンスも定期的にこまめに施工するとお車の持ちも違ってきます。
特に駆動系のトランスミッションのメンテナンスは、乗り心地を司る部分であることはもちろん燃費にも影響を及ぼしますので、2~3万km走行ごとの定期的な交換が一番望ましいのです。
もちろん、定期交換の際は圧送交換でなくても通常の下抜き交換でOKだと思います。(もちろん、圧送交換を施工する方が断然効果的ではあります)
ご来店ありがとうございました。
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トルコン太郎圧送交換 ATF・CVT・DSG・DCT・PDKのお問い合わせはお気軽にどうぞ
【圧送交換とは?】
ご興味があってこのページをご覧いただいたかと思いますが、お問い合わせをいただく中で間違った認識をされてる方も少なくないため、ここで簡単に圧送交換のご説明を。
トルコン太郎では2種類の交換方法が作業可能です。
そのため、圧送交換と循環式交換がごっちゃになってる場合があります。
その施工内容は大きく異なりますので、お間違いないようご注意ください。
ワイズガレージではクーラーラインモードの圧送交換のみの取り扱いです。
■クーラーラインモード
こちらが ”圧送交換”
圧送全自動
■オイルラインに接続、交換と同時にオイルクーラーも洗浄
■アイドリング状態(エンジン稼働状態)でのオイル循環を利用して、交換を行う理想的な方法
■交換後は自動帝にミッション洗浄に切り替え、内部の汚れを回収
■オイルパン内部のスラッジを巻き上げず、ミッションに悪影響を与えない
■交換率が高い
■ATFに限らず、CVTF、DCT、DSG、PDKも圧送交換可能
■CVTフルード車にも抜き取り量を制限することで、全自動交換可能
■ミッションに負担がかからないようオイル注入量を最適に制御
ミッション洗浄機能
■オイル交換後は自動的にオイルラインをクリーニング
■ミッション内の汚れをオイルで洗浄しフィルターでろ過
■オイルクーラー内部の狭い通路もクリーニングでき、目詰まりを防止
■クリーニング中はモニターでオイルの色を目視確認で適格な判断可能
■レベルゲージモード
こちらが ”循環式” ”レベルゲージ交換” ともいわれます
■アイドリング状態でレベルゲージから抜き取りと新油注入を自動で施工
■時間がかからない
■使用油量が圧送交換と比較すると少ない
以上が、トルコン太郎で施工できる整備の違いです。
かなり内容が異なりますのでお間違いないようお気を付けください。
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ワイズガレージではお車の状態に合わせて、選びやすくコースを設定しています。
もちろん、現在の状態がご自身では判別できない場合は症状によってご提案いたしますのでご安心ください。
【ベーシックコース】・・定期交換がなされているお車やお試しでトルコン太郎を使用してみたい方へお勧め
スラッジを巻き上げることなくトルコンチェンジャー内に内蔵されるフィルターで汚れを除去しながら循環させ、ミッション内部をクリーニングしながら交換ができます。
定期交換、お試しに交換してみたいな、という方にお勧めです。
【スペシャルコース】・・過去の交換履歴が不明なお車、10万km超の過走行車にお勧め
オイルパンを脱着し、オイルパン内部の鉄粉やスラッジをクリーニングしストレーナ等も交換したのちにトルコン太郎にてトルコンチェンジャー内に内蔵されるフィルターで汚れを除去しながら循環させミッション内部をクリーニングしながら交換します。
変速ショックなどを感じている、今まで一度も交換したことがない、走行距離が10万kmをこえているなど。
【お問い合わせの際には】
ヨーロッパ車など輸入車にも圧送交換対応。車種別のアタッチメントをご用意していますが、種類が多岐にわたるため実車を確認しての圧送交換の確認、問診のお時間をいただいています。
その際は下記情報をご連絡ください。車検証に記載があります。
【 車 名・車種 】
【 初 度 登 録 年 月】
【 車 台 番 号 】
【 型 式 】
【型式指定番号・類別区分番号】
・現在の走行距離のご連絡
・過去の交換履歴があればその際の走行距離
・現在のお車の状態や症状など
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【新型コロナに関するお知らせ】
2020年4月頭から新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発出され、5月末に解除されましたがまた2021年1月7日より二度目の緊急事態宣言発出されました。
今までも室内の換気、除菌等気を付けてまいりましたがこれからもより一層の配慮をいたします。
【当店より】
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