トルコン太郎設置店 ATF圧送交換施工 ワイズガレージ東京
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会社案内今回ご利用のV40、不調症状のご相談とトルコン太郎での圧送交換お見積りのご質問をいただきました。
車両情報から適合確認等をとり、不調症状のご連絡からおおよその圧送交換に必要になるであろうDCTオイル量などを計算し、概算お見積もりをご案内ののちご入庫のご予約をいただきました。
複数の不調があるご相談。
神奈川県は坂道が多いので、トランスミッションの息つき感やトルク不足感などの不調を感じやすいようですね。
お車の概要は
■ボルボV40
■型式 DBA-MB4164T
■年式 2014年式
■走行距離 約46,000km
最近中古にて入手、走行距離はまだ約46,000km。
ただ年式が平成26年のため初度から7年経過(2021年現在)のためオイルはそれなりの経年劣化はしている状態と思われます。
なぜトルコン太郎での圧送交換をご希望なのかオーナーのお話を伺いました。
★車が重く感じる
★走り出しにトランスミッションが空回りしているように感じ、アクセルの反応がズレる
★中古で入手のためこの状態が通常なのかどうかの判断がつかず過去の交換歴も不明なため、これから乗り続けていくためにトルコン太郎で圧送でリフレッシュしたいご希望
走行距離が浅くても、使用頻度の低さや長期間のエンジン不始動などがあるとDCTの不調を招く傾向です。
もともとは高性能のATのため、しっかりと圧送交換を施工すれば元の快調を取り戻せます。
トルコン太郎圧送交換での結果はのちほど詳しくご紹介しますが、驚くほどの変化がありました。
DCTフィルターはケースごとの交換です。これがまた取れづらいことこの上なし、の部品です。
取り外しに適合するアダプターもなければ取り外しは半永久的に不可、取り付けの際のトルクもしっかりかけられないため交換後のオイル漏れを引き起こす原因になります。
画像④DCTオイルフィルターを取り外して内部のフィルターをチェック、もちろん真っ黒です。
ですが、真っ黒だからって悪いことではありません。それまでのスラッジなどを集塵してくれていたからこそ真っ黒であるわけで、よく働いていた証です。
もちろん、この前にウィンズのATフラッシュで内部を洗浄してあります。
先程から話題に上がっているDCTとはボルボで採用されている呼称で、高性能車や高級車に装備されることが多いデュアルクラッチトランスミッションの略です。繊細なAT構造のためオイル劣化による変速ショックやシフトチェンジ(PからD、RからDなど)の際のショックにお悩みの方は多くいらっしゃいます。
日頃の乗り方などでも変わるとは思いますが、弊社にご来店いただくショックでお悩みのボルボのDCTは大体4~5万kmあたりから不調を感じ始めているようです。
純正オイルは高額で定期交換お試しにしてはハイコスト。高額なオイルだと油量を少なく見積もってしまい良い結果が得られないこともあり施工する意味があまりないため、適合の取れているOEM製品のSWAGのギアオイルにてご施工をご提案しました。
SWAGのDCTオイルは透明に近い薄い黄色で、とろみなどから調味料のみりんのようなイメージです。
においは動物園の草食動物エリアが鼻の奥遠くかすかに感じます。
今回は変速ショックへのお試しトルコン太郎圧送交換のご希望にて、ご来店当日中完了が可能な整備です。
⑤圧送交換開始 抜取量0.5 給油量0.0
トルコン太郎圧送交換には各種アタッチメントをオイルラインに設置し、早速交換油量7リットルで圧送交換スタート。
左 新油モニター・・言わずもがな、これから圧送する新油です
中 クリーニングモニター・・クリーニング中のオイルが見えます
右 廃油モニター・・今までトランスミッションに充填されて頑張っていたオイルの状態が見えます
廃油モニターに見えるオイルが、今までトランスミッション内に充填されていたDCTオイルです。
2ラインのため廃油はそのまま廃油缶へ排出されますので、ミッション内に再び戻ることはありません。
廃油はご覧の通り真っ黒。
⑥抜取量5.3 給油3.6
トルコン太郎の圧送は進みます。
交換が進んでくると、一番左側の新油モニターにもオイルが準備されます。
1回目の圧送交換が完了、オイルの色にあまり変化がないように見えますが。
交換が完了してからは自動的にトランスミッション内オイルの循環クリーニングに切り替わります。
クリーニングモニタ―の左にはDCTフィルターを交換した際に出てきた廃オイルをビン詰めにしたものを比較用に用意してみました。
クリーニングモニター内のオイルは、現在トランスミッション内に入っているオイルです。
瓶詰の漆黒廃オイルと比較してみると、クリーナーモニターのオイルの色が若干薄めの黒になっています。
1回目のクリーニングが終了したら、2回目の圧送交換開始。
全自動で圧送交換をしてくれているトルコン太郎ですが、任せっきりにするわけではなく車の状態をチェックしながらしっかり施工しています。
2回目の圧送交換が終了し、また2回目のクリーニングモードでクリーニング開始です。
クリーニングモニター内のオイル色が⑧の画像と比べると変化しました。
完全に新油と同じ状態までとはいきませんが、透明感も出てきているため当初の真っ黒状態オイルと比べれば十分です。
あと5リットルは回せば新油に近い状態まで変化したと思われますが、油量のアッパーのご希望がありましたのでここで終了。クリーニング終了後はテスターを使用しての油温確認、その他油量調整を施工して作業は完了です。
もちろん、万能添加剤のSOD-1【http://d1-chemical.com】もしっかり油量の規定値7%を添加しました。
こちらのSOD-1は、劣化したオイルに添加してもその性能を発揮(症状の改善等が期待できます)しますが、今回は予防的な役割での使用です。
圧送交換後、ご一緒に試乗し体感とご感想をいただきました。
■発進時や走行時に車が重く感じていたものが、スムーズな発進と加速に変化した
■走りが軽く感じる
■交換前は出だしが空回りするような感じでアクセルワークのちから加減が難しかったが、交換後はアクセルをポンと踏むとグンと進むようになり反応がダイレクトになって運転しやすくなった
■自宅近所(横浜方面)は坂や細い道が多く、上記の理由で細い道での低速運転が難しくストレスを感じていたがそれも解消すると思うと、思い切って施工してよかった
とのご感想です。
これでこれからもお車と長くお付き合いできそうですね。
今回はショックを感じるなどの大きな不調を感じていたわけではなかったけれど、交換してみたら想像以上にフィーリングが変わったという印象的な事例です。そしてトランスミッションに余計な負荷がかからなくなった分、エンジンの燃費も良くなります。
DCTオイルは未交換といわれますが、DCTオイル劣化に起因する不調を不調と感じずに乗ってらっしゃる方は多いと思います。
DCTオイル圧送交換はリーズナブルな整備ではありません。
これから数年間乗る予定の愛車を快適にする整備費用、高いと感じるかどうかはオーナー次第と思います。
ご利用ありがとうございました。
当店は自社工場ですべての修理を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、整備内容により変動)。
そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓
トルコン太郎圧送交換とは!?トップページ
●トルコン太郎の説明やトランスミッションに不調が起こる理由などを簡単にご案内
ボルボメンテナンス一覧
●バッテリー持ち込み交換やブレーキパーツ持ち込み交換整備、トルコン太郎圧送交換の各メンテナンスリンク一覧あり No.265
ボルボ専用 トランスミッションご相談ページ
●ボルボあるあるのトランスミッション不調のページ
不調が起きやすい理由や、不調症状の一覧などご案内 No.544
ボルボトルコン太郎圧送交換 入庫実績一覧
●トルコン太郎でのATFやDCTオイル圧送交換 ご入庫事例の簡単な情報と症状などの一覧ページ
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