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トルコン太郎ATF圧送交換
ボルボ940 ハイマイレージ17万㎞走行
変速ショックは解消されるのか!?

圧送交換時のみ使用可能なフラッシング剤&トリートメント剤

廃オイル、定期交換していたとはいえかなり真っ黒

 東京 北区よりご来店

今回お問い合わせのご連絡をいただきました2011年初度登録のボルボ940さま。
走行距離は約17万km。
平成4年ですので、ほぼ30年!

新車から今までも定期点検や車検整備時にはATF交換を定期的に施工していたけれど、最近ATの変速ショックが気になってずっとメンテナンスを依頼していた整備工場に相談したら、この距離でこのショックが出るのはしょうがない。だましだまし乗るか、AT自体を交換するしか対処できないとのお話とのこと。
それからネットでいろいろと検索、弊社にたどり着きご相談をいただきました。

大丈夫です。
弊社ではそのくらいの変速ショックでしたら圧送交換でしっかりATFを圧送すれば、ショックも解消可能と判断しました。



ATオイルパンガスケット新品用意

小さなガスケットまでしっかりご用意

 オイルパンを取り外して内部スラッジ等を除去

メールでのお問い合わせでしたので、メールでお見積もりをご入庫前にご連絡しています。
今回は変速ショックの症状も出ているため、オイルパンを取り外して内部のスラッジなどを除去するコースにてご利用です。

画像のオイルパンガスケットなどをご用意しました。
ただ、年式が経過した車両のため、ATオイルストレーナが生産廃止との連絡。
それなら既存ストレーナを清掃して再利用することに。
平成の初期生産車両については、こうした消耗パーツが生廃になっていることもだんだんと多くなってきました。

そして、オイルパンを取り外した部分はわたくしが電話対応の間に完了してしまっていました。
画像はありませんが、担当の話では変速ショックがある割には思ったよりもスラッジは多くなかったとのことです。
定期交換をしていたゆえだと思います。

 圧送交換スタンバイ

オイルパンを取り付け、ATFを満たし続きましては圧送交換のトルコン太郎へ接続です。
今回はクーラーラインに接続でOKでしたが、輸入車のATF圧送交換が断られる理由としては、アタッチメントの不備です。
トルコンチェンジャーはあるのに、アタッチメントがないため交換できる車種が国産車でも限られてしまう、という状況です。
国産車でも、例を挙げるとニッサン セレナなどはATオイルクーラーが特殊なため専用のアタッチメントを使用しないと圧送が出来ません。(弊社ではもちろん施工可能です)

車種によってそのトランスミッションの形状は違いまちまちのため、様々なアタッチメントを取りそろえなくてはなりません。
しかも、そのアタッチメントが1つ数万円のものも…、。
ですがご安心ください、ワイズガレージではその問題を解消。日本車はもちろんヨーロッパ車などの輸入車をほぼ網羅するアタッチメントをご用意しています。

オイルパンを取り外す前に、ウィンズのATフラッシング剤を添加してしばらくエンジンをかけミッションを回し、トランスミッション内部のAT内のスラッジなどの汚れを溶かし落ちやすくしてあります。
圧送クリーニングされるATFの色を確認しながら、クリーニングを数回施工しました。

 1回目の圧送交換スタート

トルコン太郎に内蔵されているフィルターを通しスラッジや残留物などをろ過してトランスミッション内に圧送させる作業スタートです。


一番左 新油モニター・・・その名の通り新油がスタンバっているところ
真ん中 クリーニングモニター・・・最終的にトランスミッション内にあるATF
一番右 廃油モニター・・・トランスミッションから抜き取ったATF


早速廃油モニターにトランスミッション内の廃油が抜き取られていきます。
トランスミッション内に残留するATFが混ざり合った新油がクリーニングされている状態です。
かなり黒い状態ですね。
圧送交換する油量を設定して、クーラーラインモードで1回目の圧送交換・全自動交換スタート。
トルコン太郎にセットされているモニター(透明のドーム型のもの)は、それぞれ働きが違います。

クリーナーモニター左の瓶詰は、廃油です。

 圧送交換 抜取量3.0リットル 給油量2.5リットル

 1回目の圧送交換終了、クリーニング中です

クリーニングモニター内のATFに、少し赤みが見られるようになりました。
並んだ瓶詰の廃油と比較するとその違いが少しわかります。
ですが、まだまだ透明感は見られず新油の状態には程遠い状態です。
全体で20リットル交換予定です。もう一度圧送交換追加します。

 2回目の圧送交換スタート 抜取量2.5リットル 給油量1.6リットル

2回目ともなるとクリーナーモニターのATFもキレイになってきました。
LEDを当ててみると、透明感も確認できるようになってきました。

 2回目の圧送交換完了!

2回目の圧送交換とクリーニングが完了し、クリーナーモニター内のATF(トランスミッション内に充填されているATFの状態)はしっかりと新油と同じくらいに交換できました。
この後は、圧送交換の間はすっとエンジンオンですからトランスミッションは熱々です。
ということは内部のATFもあっつあつの状態ですので規定の温度まで下げてから油量の調整が必要です。
これを怠ると、後々のAT不調につながります。

全て施工が完了、各チェックや試乗を施工してオーナー様のお手元へ。
お渡しの際に同乗走行しましたところ、走り出しから重さを感じない軽いスタートに変わり、変速ショックも解消してます、とのご感想をいただきました。
車の状態を一番よく知っているのはやはりオーナー様ですので、こうして後日のお話をいただけるとスタッフも非常に励みになります。


ご利用ありがとうございました。


・・・・・・・




当店は自社工場ですべての修理を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、整備内容により変動)。

そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓

■まず、トルコン太郎とはなんだろう?からご説明したページです
トルコン太郎圧送交換とは?

■ブログに掲載予定の入庫実績(各情報あり)のページです
トルコン圧送交換 輸入車入庫実績

■ボルボ各整備事例ブログのページです
ボルボ入庫実績リンクページ



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