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トルコン太郎でATF圧送交換
ボルボ V50 走行距離56,000km

 東京 世田谷区よりご来店


■ボルボV50
■型式 DBA-MB5254
■年式 2012年
■走行距離約56000km
■ATF車両!

過去ATF交換履歴は無く、定期交換でのリフレッシュにて圧送交換をご依頼です。
弊社はWAKO'S正規代理店にて取り扱いがあるため今回は適合ATFセーフティスペックを使用します。
もちろん、適合確認はしっかりと車台番号で確認済。
特にボルボはATFとDCT車両が混在するためこの適合確認を怠ると、トランスミッションを破壊してしまいます。

不調無しの定期交換でしたが、圧送交換後は大きな変化を感じていただけました。
ご感想はブログ下方でご確認いただけます。



 ATオイルレベルゲージで確認

汚れているのは確認できます。
ですがゲージに付着するATFはほんの少量のためそれほどの汚れのようには見えませんが。
ところが。

廃油を採取

左:新油 右:廃油を比較

 輸入車の純正ATFは高額が定石

さて、トランスミッション内でずっと保護の役割で働いてきた廃油をサンプルして、これから圧送交換予定の新油と比較してみます。
このように大きくその状態は違います。

ご来店いただく前に、メールなどで概算お見積もりのご案内もしています。

お忙しい方や、「興味はあるんだけど店頭までいくのもな~」と億劫な方でもご利用ください。

その際に
■車両型式
■車台番号
■現在の走行距離
■過去にATF交換履歴がある場合はその際の走行距離
■現在、変速ショック等ある場合はその症状の内容

などをご連絡ください。

適合するATFを使用しての概算お見積りをメールなどにてご連絡します。

輸入車のATF交換は通常のドレンアウトでの交換もあまり積極的にはお勧めされない整備です。
なおのこと圧送交換を取り扱っている店舗はもっと少ないのが現状です。
この辺の事情はこちらで→点検・整備のトップページはこちらからどうぞ

トルコン太郎を始動する前に、フラッシング剤(Wynn’s社製の添加剤)を添加してしばらくエンジンをオンにして添加剤を隅々までいきわたらせています。トランスミッション内やホース内のスラッジ等を落ちやすくするための洗浄剤です。
このフラッシング剤は、ドレンアウトでのATF交換には使用が禁止されています。なぜならスラッジを浮かせて排出しやすくするための薬剤が強力なため、もし残留してしまうとAT内部を損傷させてしてしまうものだからです。

 1回目圧送クリーニング開始

トルコン太郎にセットされているモニター(透明のドーム型のもの)は、それぞれ担う役割があります。

左 新油モニター
中 クリーニング中のオイルモニター
右 廃油モニター


真ん中のクリーニングモニターに見えるATFが、トランスミッション内に充填されているATFです。
トルコン太郎は廃油を抜きつつ、新油を圧送して注入しながらトランスミッション内のフルードを段階的に入れ替えます。
エンジンオン状態でATFを圧送し交換しながら、トランスミッション内のクーラーホース内やトルクコンバーター等の隅々に残留する廃フルードを排出します。

 1回目圧送交換 抜取量8.0 給油量6.8

給油が始まると、廃油モニター内のフルードの色に変化が見えてきました。
廃油内に新油が給油され圧送されているのが確認できます。
この間も、ずっとATFはトランスミッション内を循環しながら圧送されています。

圧送交換が完了すると、自動的にクリーニングが開始されます。

 2回目圧送スタート 抜取量2.6 給油量0.6

1回目のクリーニングが完了しましたが、まだ黒味の残る状態です。
しっかりキレイな状態まで交換をするご希望のため、あともう少し圧送交換をします。
2回目圧送交換スタートです。

 圧送交換2回目 抜取量5.0 給油量2.8

2回目の圧送交換がもうそろそろ終盤です。


 新油と変わらない状態まで交換できました

クリーナーモニター内に見えるATFの色味はほぼ新油と変わらない状態へ。

実は、このあとの最終調整が非常に時間がかかるものです。
その際には外部診断テスターを使用して油温をチェックしながら、規定の温度での油量を調整する必要があります。
しかも、圧送交換を施工している間はずっとエンジンオンのため油温は80℃くらいまで上昇してるため、ATFはもちろんそれらが充填されているトランスミッションももちろんあっつあつです。
そのあっつあつを既定の油温まで冷却(40℃前後まで)するのにお時間がかかります。

圧送交換が完了しても、なかなかトランスミッションの油温が下がらずに作業がストップしてしまうということもままあります。

今回は最終調整までかなりスムーズに油温も下がったため当日完了が出来ました。
お渡し前にご一緒に同乗走行を。

定期交換で予防整備的な意味合いで圧送交換を施工したので、乗り心地に変化を感じるのを期待はしていなかったけれど、試乗してみると走り出しのアクセルの反応が軽く、トルク感を交換前よりも大きく感じるようになったとのご感想。

ご利用ありがとうございました。


・・・・・・・・・・・


 お気軽にお問いあわせください

他の車種のトルコン太郎を使用したメンテナンス一覧はこちらから

当店は自社工場ですべての修理を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、整備内容により変動)。

そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓

ボルボでよくご相談いただく内容をまとめたページをご覧ください。
ボルボ トランスミッション不調ご相談事例ページ

■まず、トルコン太郎とはなんだろう?からご説明したページです
トルコン太郎圧送交換とは?


■ブログに掲載予定の入庫実績(各情報あり)のページです
トルコン圧送交換 輸入車入庫実績

■ボルボ各整備事例ブログのページです
ボルボ入庫実績リンクページ


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【 初 度 登 録 年 月】
【 車 台 番 号 】
【 型 式 】
【型式指定番号・類別区分番号】

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・過去の交換履歴があればその際の走行距離

・現在のお車の状態や症状など

をご連絡いただくとお見積もりまでご案内可能です。
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