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トルコン太郎でCVT圧送交換
三菱デリカD:5
過去CVTF未交換
153,000㎞の過走行車両でも交換可能

 東京都中野区よりご利用

お問い合わせフォームからお問い合わせをいただきました。
現在10万kmをゆうに超えた車両の、CVTフルードの圧送交換が可能かどうかご質問です。

圧送交換こそ、過走行車両に向いている整備です。
お任せください。

走行距離が10万をこえると、通常のドレンアウトでのCVTフルード交換は過去に定期交換をしててもなかなか施工してもらえない、という声を聞くようになります。
走行距離が延びるにつれ、トランスミッション内に滞留するスラッジや鉄粉の量は当然増えるわけで、そこに新油が充填されることによりそのスラッジや鉄粉が巻き上がった結果、トランスミッションのバルブボディの細部に目詰まりを起こし不調を引き起こすことがあるためです。

それを解消して施工可能にしたのが、トルコン太郎です。

特にCVTはその構造上、トランスミッション内部でプーリーや金属ベルト同士が摩耗して鉄粉が出やすいため過走行の場合はオイルパンを脱着しての内部清掃を施工してリフレッシュすることがお勧めです。




 オイルパンを取り外してのスペシャルコースです

ご入庫前にはメールで様々なコース案内やお見積もりをご提案・ご連絡をして大方の内容は決まっているのですが、実際にお車の状況をじっくり確認するためにご入庫の際にはオーナーにしっかりお話を伺い・同乗走行をします。

【施工前まとめ】
■現状、大きな不調はなく過去にも定期交換をしている
■以前より走りやアクセルへの反応が重い気がする
■これからもずっと乗っていきたいので、スペシャルコースでリフレッシュ希望


画像は、もう既に整備が開始してまして、ATオイルパンガスケットとトランスミッション内部に設置されているATオイルストレーナです。
画像を良くご覧いただくと分かりますが、ガスケットの方は経年の劣化が見えていて、おそらく今回スペシャルコースで施工していなければ、近い将来にCVTのオイル漏れがオイルパンガスケット付近から発生していたのではないかと想像します。
ストレーナはもともとシルバー色ですが、スラッジに覆われヌルっとした表面に。

 こちらはCVTオイルフィルター 新旧比較

この黄色いカートリッジ式のフィルターはATオイルクーラーの内部に設置されているフィルターです。
このフィルターは交換するのが意外と手間暇かかってしまうため、なかなか交換をお勧めされない部品です。
圧送交換の際には、ATオイルクーラーからのCVTFの圧送をするため必ず取り外すひと手間があるので、一緒に交換しています。

目視では確認できないような小ささの鉄粉やスラッジは、一見黒くなっているだけに見えますが、取り外したほうのフィルターは触ると若干ヌルっとした感じです。
いっぽう、新品はかっちりしたさわり心地です。

全ての交換部品をしっかり交換、つづいてトルコン太郎での圧送交換を開始します。

 圧送交換開始

トルコン太郎に給油ホースと廃油ホースを接続して、早速圧送交換スタートです。

廃油モニターにトランスミッション内の廃油が抜き取られていきます。
トランスミッション内に残留するATFが混ざり合った新油がクリーニングされている状態です。
かなり黒い状態ですね。
圧送交換する油量を設定して、クーラーラインモードで1回目の圧送交換・全自動交換スタート。
トルコン太郎にセットされているモニター(透明のドーム型のもの)は、それぞれ働きが違います。

一番左 新油モニター・・・その名の通り新油がスタンバっているところ
真ん中 クリーニング中のオイルモニター・・・最終的にトランスミッション内にあるCVTF
一番右 廃油モニター・・・トランスミッションから抜き取ったCVTF

 廃油モニターの状態は

デリカD:5のCVTFは純正はフルードJ4+(ジェイフォープラス)です。
それほど高額ではないフルードですが、今回はオイルの状態も不明なため多めの油量で圧送したいと予定していました。
メーカー発表のトランスミッション情報では、最適のCVTF充填量が7.1~7.8リットルとのことで、単純にジャーっと抜いて入れるだけで最大8リットル近くはフルードが入ってしまう計算(というほどのことではありません笑)です。
ただ、圧送交換は単純に抜いて給油するものではなく、給油しながら抜き取る傍ら、その油圧で各汚れやスラッジを圧送してトランスミッション外に押し出す方法のため油量を多く使用します。

そうすると、純正CVTFをご用意となると4リットル単位または1ペールでのご用意となるため、万が一の追加の場合に純正ではすぐに対応できません。
しかも、オーダーしても数日の時間がかかることもあるのでスピーディーな対応が少々難しい場合があります。

その点、いつも常備しているアイシンのCVTFでしたら追加にもすぐに対応できるため、オーナーの強いご希望がなければアイシンで対応しています。

純正じゃなくて大丈夫?というかた、「アイシン」で検索してみてください。
トランスミッションのトップメーカーです。

 圧送1回目 抜取量3.0 給油量1.3

ワイズガレージでは、まとまった油量を数回に分けて圧送しています。

こちらは1回目の圧送開始後まもなく。
今までの画像の廃油モニターのCVTFの色よりもかなり色味が軽くなり、カフェオレのようになっています。
これは、トランスミッションに送り込まれる新油と混ざり合い、希釈されながら圧送され車外に廃油が押し出されていて変化をしている状況です。

 圧送3回目 抜取量5.5 給油量5.5


あっという間にキレイな状態になったように見えますが、こちらは3回目の圧送交換完了間際です。


 最後のクリーニング中

画像右側のクリーナーモニター内のCVTFの色味と、その隣の瓶詰の廃CVTFと比べてみてください。

この真っ黒なCVTFがさっきまではデリカD:5のトランスミッションに充填され、CVTを動かしていたことを考えるとちょっと信じられないですね。

 圧送後のクリーニングを経て

こちらで、圧送交換は完了です。
新油までのキレイさまでは届きませんが、透明感もしっかり見えるようになりました。
CVTFなどの作動油は透明感が命です。

不透明=不純物の存在=CVTなどに悪影響
と考えるとシンプルです。

 あとは最終チェック


作業が完了したら、試乗して異音などがないか確認します。
異常がないようでしたらこれで作業完了です。
オーナーにお渡しの際に、また試乗にご一緒させていただきました。

以下、オーナーご感想
■何も不調がないと思ていたけど、交換後の車は別の車に乗っているように感じる
■変速時の空回りがなくなった
■発進時の空回りの感覚がなくなった


ずっと乗っている愛車の調子が変わったことを感じられた瞬間のオーナーの喜びの言葉を聞くと、圧送交換をやっててよかった!と思います。

エンジンオイルと同じように、トランスミッションのオイルメンテナンスも定期的にこまめに施工するとお車の持ちも違ってきます。
特に駆動系のトランスミッションのメンテナンスは、乗り心地を司る部分であることはもちろん燃費にも影響を及ぼします。
各メーカーさんはおおよそ5万kmごとの定期交換を推奨していますが、長くお車を運用していくご予定がある時は、新車の時点から2~3万km走行ごとの定期的な交換が一番望ましいとわたしたちは考えています。

もちろん、定期交換の際は圧送交換でなくても通常の下抜き交換でOKだと思います。(もちろん、圧送交換を施工する方が断然効果的ではあります)

ご来店ありがとうございました。





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当店は外注ではなく、自社工場ですべての修理を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、内容により変動)。

そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓

■まず、トルコン太郎とはなんだろう?からご説明したページです
トルコン太郎圧送交換とは?

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