三鷹市 スバルレヴォーグ トルコン太郎 CVT圧送交換 リニアトロニック ワイズガレージ 山吹自動車

スバル ハイトルクCVTフルード リニアトロニック用
部品はすべて揃えてご来店をお待ちしました
2022年1月8日 更新
こちらのレヴォーグが圧送交換としては2021年最後の施工車両でしたので思い出深い1台です。
簡潔に・要点だけと思っても、どうしても1台1台の理由や症状、状況が違うため説明臭くなってしまうトルコン太郎の整備事例。どうぞお付き合いください。
弊社ウェブサイトのトルコン太郎圧送交換の事例をご覧になり、お問い合わせいただきました。
現在の走行距離は約62000km。
■今現在、不調は感じていない
■新車からCVTF未交換
■定期交換にて検討中
■これからも長く大切に乗っていきたい
■リフレッシュにてオイルパンを脱着でのスペシャルコース希望
問題ありません。レヴォーグの圧送交換は施工可能です。
オーナーはいつも定期点検や整備をご利用のディーラーさんへCVTのリフレッシュにてCVTF交換をご相談なさったそうです。
ところが返答は「このレヴォーグのCVTFは交換出来ません」。
でも一度気になったため、どうにか交換が出来ないか調べていたところ弊社ホームページにたどり着いたそうです。
確かに、取説にもCVTFは交換不可と記載があるのですが、しっかり調べてみると圧送交換は問題なく可能。
ATオイルパンの脱着も問題なく可能な車両です。
こちらのレヴォーグは専用のSUBARU チェーンベルトタイプCVTのため、普通のCVTフルードが使用できません。
スバルハイトルクCVTフルード、リニアトロニック用の使用が定められています。
お任せください。リニアトロニックでも無問題です。
圧送施工後のご感想は、メールで後日ご連絡があったのでこちらのページ最後の方に抜粋ですがご案内しますのでご一読ください。
オイルメンテナンスは定期的にこまめに施工すると長期的にもお車の持ちが違ってきます。
特に駆動系のトランスミッションのメンテナンスは、乗り心地を司る部分であることはもちろん燃費にも影響を及ぼします。
「ATF交換は不要」は神話です。
理由はこちらのページで⇒点検・整備メインページはこちら
日本車事例一覧 トルコン太郎 圧送交換メンテナンス
フラッシング剤を添加して洗浄力をアップ
廃CVTフルードをサンプル採取 真っ黒です
圧送交換後のフルード状態と比較できるように、なるべく現状のトランスミッションに充填されている廃油をサンプルで採取しています。
ご希望があればお持ち帰りもどうぞ。(圧送交換の思い出として)
ATオイルパンを取り外す前には、圧送交換の洗浄効果を高めるためWYNN'Sのフラッシング剤をトランスミッション内に添加し、数十分エンジンを稼働させAT内の隅々までスラッジなどが排出されやすいように準備をします。
なんでもそうですが、下準備が甘いと良くない結果につながることって多いですよね。
例えば身近な例ですと料理。
お米の糠が流れ切れていないと、何となく糠臭い炊き上がりになったり。
ブリ大根のブリも、塩で締めた後に湧き出た水分を熱湯でさっと落としていないと、大根まで生臭い仕上がりになったり。
ちなみに、このATフラッシュは圧送交換施工時にしか使用できません。
ドレンアウト交換の際にはフラッシング剤は使用不可の注意書きがあります。その圧倒的な洗浄力のため、薬液が残留すると内部を傷めてしまう可能性があるためです。
さて、ATオイルパンを取り外します
取り外し中
取り外したオイルパン
ATオイルストレーナ出現
WYNN'SのATフラッシュでフラッシングした後は、さっそくATオイルパンを取り外す作業に入ります。
こちらのレヴォーグは液状パッキンを使用しているため、オイルパンにこびりついた経年した液状パッキンの除去が必要です。
この処理を怠ると、のちのちATオイルが漏れ出たりなどの整備不良を起こします。
ここでもまた下準備の大切さが焦点となります。
マグネットにたっぷり鉄粉
本当はこんな形
ATストレーナ新旧
バルブボディ
CVTはチェーンベルトで駆動しているため、実はATよりも鉄粉が多く出やすい傾向です。
マグネットの状態は、6万km走行にしては鉄粉の量がかなり多くモコモコの状態。
不織布でぬぐい取ってみると、かなり細かい鉄粉やスラッジがまとわりついてきました。
そしてATオイルストレーナもこの時にしか交換できないため、新品へ交換。
オイルパンとマグネットはしっかり清掃して元の位置へ取り付けます。
圧送交換では、ATオイルクーラーから抜取と給油をしますので、アタッチメントをセッティングしまして、圧送交換を開始します。
圧送交換はドレンアウトよりも油量を多く使用するので、その分費用は掛かりますが効果は比べ物になりません。先述しましたが、交換後のその変化はトルコン太郎での圧送後は効果が体感が出来るので満足度も違います。
ワイズガレージでは圧送の回数をこまめに設定し段階的に施工して、途中段階でATF状態を確認しながら圧送するので、交換が足りなかったり過剰だったりすることが避けられます。
そしてそんなことが可能なのが、このまーるいドーム型のモニター。
左 新油モニター・・これから圧送される新しいATFが見えます
中 クリーニングモニター・・現在、トランスミッションに充填されているATFが見えます
右 廃油モニター・・トランスミッションから抜き取られた廃ATFが見えます(AT内には二度と戻りません)
廃油モニターに見えるオイルが、現在のトランスミッション内に充填されているATFです。
トルコン太郎ではATFを少量ずつ自動的に抜きつつ、新油を充填していきます。
圧送ではエンジンを稼働してトランスミッションを動かしながら交換するため、バルブボディや各ホース類の内部に残留するATF(おおよそ2~3リットルかそれ以上)を、圧送しながらすべて新油に交換していきます。
トルコン太郎の偉いところはその浮遊している鉄粉やスラッジもストレーナを通してろ過していきます。
2ラインのため廃油はそのままトランスミッション外へ排出され、ミッション内に再び戻ることはありません。
そんなに良いものなら、どうして一般的に普及してないのでしょうか?
トルコンチェンジャーを持っている店舗は多いですが、圧送交換を可能にするためにはATオイルクーラーに接続するためのアタッチメントが必要で、そのアタッチメントが限りなく種類があるため全てを揃えることがまず難しいからです。
一つのアタッチメントが数万円する場合もあり、なかなか現実的ではありません。
その点をクリアしているので、ワイズガレージではATオイルクーラーの設置がある車両はほとんど圧送可能です。
②1回目圧送交換開始 抜取量0.7 給油量0.0
③1回目圧送交換 抜取量2.6 給油量0.8
リニアトロニック用CVTFは、ロゼワインのような色合い。
美味しそうに見えてしまいます。(飲んだら危険!)
その左どなりにひっそりと佇むは、当初に採取した比較サンプルの廃油です。
これだけ目視からの違いがあるとやはりCVTF交換は必要と感じます。
②の画像での一番右側の廃油モニターに見えるCVTFはトランスミッションから排出された廃CVTFです。
なぜ廃油サンプルの色よりも薄いのか説明しますと、さきほどATオイルパンを取り外した際に抜けた廃油(おおよそ6リットルが抜けました。全容量は12リットルなのです!)分、オイルパンを取り付けた後に新油を充填しているからです。
④1回目圧送交換 抜取量0.7 給油量0.0
⑤1回目圧送完了 クリーニング開始
目視(動画)ですと、どんどん廃油モニターの色味などが変わっていくのが分かるのですが、静止画像ですとなかなか伝わりづらいですね。
今年こそは動画編集に本格着手ですかね~。。
⑤では1回目の圧送が完了、数十分間の圧送クリーニングを開始しています。
クリーニングが完了したら、2回目の圧送を予定。
⑥2回目圧送交換開始 抜取量0.4 給油量0.0
⑦2回目圧送交換 抜取量2.9 給油量1.4
⑥も⑦も数値だけの変化で見た目の変化には乏しい状態ですが、圧送はしっかりと続いています。
⑧2回目圧送交換 抜取量4.5 給油量3.8
⑨2回目圧送交換完了、クリーニング開始
⑧は圧送終盤、⑨では圧送完了、クリーニング中です。
⑩1回目圧送交換完了後の状態
⑪2回目圧送交換完了後の状態
あと数回圧送をして、ご希望の新油と同じ状態まで交換を完了、最終油量調整(実はこれが一番時間がかかるのです)して最後にオーナーにご一緒に同乗走行していただきました。
そして、最初にご紹介したご感想を後日、メールにていただきました。
掲載の許可をいただいていますので一部抜粋させていただきました。
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正直言って、CVTのオイル交換くらいでは何も体感出来ることはないと思っておりましたが、今日、交換後の試乗並びに帰り道でのドライブで格段の違いを体感出来ました。
具体的には停止状態からアクセルを踏み始めた時の一瞬の息つきがあったのが全くなくなり、踏み始めと同時に何の息つきもなく、スッと車体が前に出るようになったことと、エンジンの回転と共にCVTのベルトのシューンという摺動音が全くなくなり、シフトダウン時の回転上昇時もものすごくスムーズになり、まるでエンジンをチューンしたかのように走行が滑らかになりました。
しかし、これらの息つきや摺動音は振り返れば元々新車時にはなかったもので、2万キロくらいの時に出始めていたものでした。出始めた時には違和感はあったものの、いつの間にか慣らされてしまって当たり前になっていました。
おそらく、新車からの乗り始めでは摺動部の当たりが出来てなく、当たりが取れ出すと急激に鉄粉などが溜まって割と早期にこういう症状になっていたように思います。
CVTオイルの圧送交換が出来ることをもっと早く知って、もっと早くやっておけば良かったと思います。
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お車のことはオーナーが一番良く分かっているので、こうして詳しい体感やご感想の連絡をいただけますと、スタッフも大変励みになります。
お車を大事にするお手伝いが出来、お役に立つことが出来ました。
ご利用ありがとうございました。
点検・整備メインページはこちら
日本車事例一覧 トルコン太郎 圧送交換メンテナンス
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トルコン太郎圧送交換 ATF・CVT・DSG・DCT・PDKのお問い合わせはお気軽にどうぞ
【圧送交換とは?】
ご興味があってこのページをご覧いただいたかと思いますが、お問い合わせをいただく中で間違った認識をされてる方も少なくないため、ここで簡単に圧送交換のご説明を。
トルコン太郎では2種類の交換方法が作業可能です。
そのため、圧送交換と循環式交換がごっちゃになってる場合があります。
その施工内容は大きく異なりますので、お間違いないようご注意ください。
ワイズガレージではクーラーラインモードの圧送交換のみの取り扱いです。
■クーラーラインモード
こちらが ”圧送交換”
圧送全自動 (メーカー資料から抜粋)
■オイルラインに接続、交換と同時にオイルクーラーも洗浄
■アイドリング状態(エンジン稼働状態)でのオイル循環を利用して、交換を行う理想的な方法
■交換後は自動帝にミッション洗浄に切り替え、内部の汚れを回収
■オイルパン内部のスラッジを巻き上げず、ミッションに悪影響を与えない
■交換率が高い
■ATFに限らず、CVTF、DCT、DSG、PDKも圧送交換可能
■CVTフルード車にも抜き取り量を制限することで、全自動交換可能
■ミッションに負担がかからないようオイル注入量を最適に制御
ミッション洗浄機能
■オイル交換後は自動的にオイルラインをクリーニング
■ミッション内の汚れをオイルで洗浄しフィルターでろ過
■オイルクーラー内部の狭い通路もクリーニングでき、目詰まりを防止
■クリーニング中はモニターでオイルの色を目視確認で適格な判断可能
■レベルゲージモード
こちらが ”循環式” ”レベルゲージ交換” ともいわれます
■アイドリング状態でレベルゲージから抜き取りと新油注入を自動で施工
■時間がかからない
■使用油量が圧送交換と比較すると少ない
以上が、トルコン太郎で施工できる整備の違いです。
かなり内容が異なりますのでお間違いないようお気を付けください。
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ワイズガレージではお車の状態に合わせて、選びやすくコースを設定しています。
もちろん、現在の状態がご自身では判別できない場合は症状によってご提案いたしますのでご安心ください。
【ベーシックコース】・・定期交換がなされているお車やお試しでトルコン太郎を使用してみたい方へお勧め
スラッジを巻き上げることなくトルコンチェンジャー内に内蔵されるフィルターで汚れを除去しながら循環させ、ミッション内部をクリーニングしながら交換ができます。
定期交換、お試しに交換してみたいな、という方にお勧めです。
【スペシャルコース】・・過去の交換履歴が不明なお車、10万km超の過走行車にお勧め
オイルパンを脱着し、オイルパン内部の鉄粉やスラッジをクリーニングしストレーナ等も交換したのちにトルコン太郎にてトルコンチェンジャー内に内蔵されるフィルターで汚れを除去しながら循環させミッション内部をクリーニングしながら交換します。
変速ショックなどを感じている、今まで一度も交換したことがない、走行距離が10万kmをこえているなど。
【お問い合わせの際には】
ヨーロッパ車など輸入車にも圧送交換対応。車種別のアタッチメントをご用意していますが、種類が多岐にわたるため実車を確認しての圧送交換の確認、問診のお時間をいただいています。
その際は下記情報をご連絡ください。車検証に記載があります。
【 車 名・車種 】
【 初 度 登 録 年 月】
【 車 台 番 号 】
【 型 式 】
【型式指定番号・類別区分番号】
・現在の走行距離のご連絡
・過去の交換履歴があればその際の走行距離
・現在のお車の状態や症状など
ご相談、お問い合わせはお気軽にどうぞ。
経験豊富なスタッフやメカニックが様々なご相談にお応えします。
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【新型コロナに関するお知らせ】
2020年4月頭から新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発出され、5月末に解除されましたがまた2021年1月7日より二度目の緊急事態宣言発出されました。
今までも室内の換気、除菌等気を付けてまいりましたがこれからもより一層の配慮をいたします。
【当店より】
■店内は常時換気を行っています
■お車へはシートカバー、ハンドルカバーなどにて直接触れないようにしています
■従業員はマスクを着用して業務にあたります
■各座席にはパーテーションを設置
【お客様へ】
■ご予約日当日、体調が優れない・熱があるなどの諸症状がある場合はご来店をお控えください。ご予約の振り替えは常時受付していますのでご一報ください。
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