トルコン太郎設置店 ATF圧送交換施工 ワイズガレージ東京
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こちらのレヴォーグが圧送交換としては2021年最後の施工車両でしたので思い出深い1台です。
簡潔に・要点だけと思っても、どうしても1台1台の理由や症状、状況が違うため説明臭くなってしまうトルコン太郎の整備事例。どうぞお付き合いください。
弊社ウェブサイトのトルコン太郎圧送交換の事例をご覧になり、お問い合わせいただきました。
現在の走行距離は約62000km。
■今現在、不調は感じていない
■新車からCVTF未交換
■定期交換にて検討中
■これからも長く大切に乗っていきたい
■リフレッシュにてオイルパンを脱着でのスペシャルコース希望
問題ありません。レヴォーグの圧送交換は施工可能です。
オーナーはいつも定期点検や整備をご利用のディーラーさんへCVTのリフレッシュにてCVTF交換をご相談なさったそうです。
ところが返答は「このレヴォーグのCVTFは交換出来ません」。
でも一度気になったため、どうにか交換が出来ないか調べていたところ弊社ホームページにたどり着いたそうです。
確かに、取説にもCVTFは交換不可と記載があるのですが、しっかり調べてみると圧送交換は問題なく可能。
ATオイルパンの脱着も問題なく可能な車両です。
こちらのレヴォーグは専用のSUBARU チェーンベルトタイプCVTのため、普通のCVTフルードが使用できません。
スバルハイトルクCVTフルード、リニアトロニック用の使用が定められています。
お任せください。リニアトロニックでも無問題です。
圧送施工後のご感想は、メールで後日ご連絡があったのでこちらのページ最後の方に抜粋ですがご案内しますのでご一読ください。
オイルメンテナンスは定期的にこまめに施工すると長期的にもお車の持ちが違ってきます。
特に駆動系のトランスミッションのメンテナンスは、乗り心地を司る部分であることはもちろん燃費にも影響を及ぼします。
「ATF交換は不要」は神話です。
圧送交換後のフルード状態と比較できるように、なるべく現状のトランスミッションに充填されている廃油をサンプルで採取しています。
ご希望があればお持ち帰りもどうぞ。(圧送交換の思い出として)
ATオイルパンを取り外す前には、圧送交換の洗浄効果を高めるためWYNN'Sのフラッシング剤をトランスミッション内に添加し、数十分エンジンを稼働させAT内の隅々までスラッジなどが排出されやすいように準備をします。
なんでもそうですが、下準備が甘いと良くない結果につながることって多いですよね。
例えば身近な例ですと料理。
お米の糠が流れ切れていないと、何となく糠臭い炊き上がりになったり。
ブリ大根のブリも、塩で締めた後に湧き出た水分を熱湯でさっと落としていないと、大根まで生臭い仕上がりになったり。
ちなみに、このATフラッシュは圧送交換施工時にしか使用できません。
ドレンアウト交換の際にはフラッシング剤は使用不可の注意書きがあります。その圧倒的な洗浄力のため、薬液が残留すると内部を傷めてしまう可能性があるためです。
WYNN'SのATフラッシュでフラッシングした後は、さっそくATオイルパンを取り外す作業に入ります。
こちらのレヴォーグは液状パッキンを使用しているため、オイルパンにこびりついた経年した液状パッキンの除去が必要です。
この処理を怠ると、のちのちATオイルが漏れ出たりなどの整備不良を起こします。
ここでもまた下準備の大切さが焦点となります。
CVTはチェーンベルトで駆動しているため、実はATよりも鉄粉が多く出やすい傾向です。
マグネットの状態は、6万km走行にしては鉄粉の量がかなり多くモコモコの状態。
不織布でぬぐい取ってみると、かなり細かい鉄粉やスラッジがまとわりついてきました。
そしてATオイルストレーナもこの時にしか交換できないため、新品へ交換。
オイルパンとマグネットはしっかり清掃して元の位置へ取り付けます。
圧送交換では、ATオイルクーラーから抜取と給油をしますので、アタッチメントをセッティングしまして、圧送交換を開始します。
圧送交換はドレンアウトよりも油量を多く使用するので、その分費用は掛かりますが効果は比べ物になりません。先述しましたが、交換後のその変化はトルコン太郎での圧送後は効果が体感が出来るので満足度も違います。
ワイズガレージでは圧送の回数をこまめに設定し段階的に施工して、途中段階でATF状態を確認しながら圧送するので、交換が足りなかったり過剰だったりすることが避けられます。
そしてそんなことが可能なのが、このまーるいドーム型のモニター。
左 新油モニター・・これから圧送される新しいATFが見えます
中 クリーニングモニター・・現在、トランスミッションに充填されているATFが見えます
右 廃油モニター・・トランスミッションから抜き取られた廃ATFが見えます(AT内には二度と戻りません)
廃油モニターに見えるオイルが、現在のトランスミッション内に充填されているATFです。
トルコン太郎ではATFを少量ずつ自動的に抜きつつ、新油を充填していきます。
圧送ではエンジンを稼働してトランスミッションを動かしながら交換するため、バルブボディや各ホース類の内部に残留するATF(おおよそ2~3リットルかそれ以上)を、圧送しながらすべて新油に交換していきます。
トルコン太郎の偉いところはその浮遊している鉄粉やスラッジもストレーナを通してろ過していきます。
2ラインのため廃油はそのままトランスミッション外へ排出され、ミッション内に再び戻ることはありません。
そんなに良いものなら、どうして一般的に普及してないのでしょうか?
トルコンチェンジャーを持っている店舗は多いですが、圧送交換を可能にするためにはATオイルクーラーに接続するためのアタッチメントが必要で、そのアタッチメントが限りなく種類があるため全てを揃えることがまず難しいからです。
一つのアタッチメントが数万円する場合もあり、なかなか現実的ではありません。
その点をクリアしているので、ワイズガレージではATオイルクーラーの設置がある車両はほとんど圧送可能です。
リニアトロニック用CVTFは、ロゼワインのような色合い。
美味しそうに見えてしまいます。(飲んだら危険!)
その左どなりにひっそりと佇むは、当初に採取した比較サンプルの廃油です。
これだけ目視からの違いがあるとやはりCVTF交換は必要と感じます。
②の画像での一番右側の廃油モニターに見えるCVTFはトランスミッションから排出された廃CVTFです。
なぜ廃油サンプルの色よりも薄いのか説明しますと、さきほどATオイルパンを取り外した際に抜けた廃油(おおよそ6リットルが抜けました。全容量は12リットルなのです!)分、オイルパンを取り付けた後に新油を充填しているからです。
目視(動画)ですと、どんどん廃油モニターの色味などが変わっていくのが分かるのですが、静止画像ですとなかなか伝わりづらいですね。
今年こそは動画編集に本格着手ですかね~。。
⑤では1回目の圧送が完了、数十分間の圧送クリーニングを開始しています。
クリーニングが完了したら、2回目の圧送を予定。
⑥も⑦も数値だけの変化で見た目の変化には乏しい状態ですが、圧送はしっかりと続いています。
⑧は圧送終盤、⑨では圧送完了、クリーニング中です。
あと数回圧送をして、ご希望の新油と同じ状態まで交換を完了、最終油量調整(実はこれが一番時間がかかるのです)して最後にオーナーにご一緒に同乗走行していただきました。
そして、最初にご紹介したご感想を後日、メールにていただきました。
掲載の許可をいただいていますので一部抜粋させていただきました。
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正直言って、CVTのオイル交換くらいでは何も体感出来ることはないと思っておりましたが、今日、交換後の試乗並びに帰り道でのドライブで格段の違いを体感出来ました。
具体的には停止状態からアクセルを踏み始めた時の一瞬の息つきがあったのが全くなくなり、踏み始めと同時に何の息つきもなく、スッと車体が前に出るようになったことと、エンジンの回転と共にCVTのベルトのシューンという摺動音が全くなくなり、シフトダウン時の回転上昇時もものすごくスムーズになり、まるでエンジンをチューンしたかのように走行が滑らかになりました。
しかし、これらの息つきや摺動音は振り返れば元々新車時にはなかったもので、2万キロくらいの時に出始めていたものでした。出始めた時には違和感はあったものの、いつの間にか慣らされてしまって当たり前になっていました。
おそらく、新車からの乗り始めでは摺動部の当たりが出来てなく、当たりが取れ出すと急激に鉄粉などが溜まって割と早期にこういう症状になっていたように思います。
CVTオイルの圧送交換が出来ることをもっと早く知って、もっと早くやっておけば良かったと思います。
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お車のことはオーナーが一番良く分かっているので、こうして詳しい体感やご感想の連絡をいただけますと、スタッフも大変励みになります。
お車を大事にするお手伝いが出来、お役に立つことが出来ました。
ご利用ありがとうございました。
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トルコン太郎圧送交換のご相談は随時受け付け
当店は外注ではなく、自社工場ですべての修理を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、内容により変動)。
そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓
■まず、トルコン太郎とはなんだろう?からご説明したページです
トルコン太郎圧送交換とは?
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