トルコン太郎設置店 ATF圧送交換施工 ワイズガレージ東京
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車検にてご入庫いただき、車検点検の際にATFをチェックした際にATオイルパンからのオイル漏れが目立ち、ATFも汚れているためATFの圧送交換をご提案。
ATのオイル漏れは以前から指摘をされていたためかなり気になっていて、でもなかなか施工が出来る整備工場が無かったとのことですぐにOKのご返答をいただきました。
■現在の走行距離は約100832km
■型式 GF-99666
■平成14年式
■今までのATオイルメンテナンスは不明
■オイル漏れを直して、まだまだ乗り続けたい
■体感している不調は今現在ない
過去未交換、走行距離10万kmでも圧送交換なら問題なく施工可能です。
ATオイルパンからのオイル漏れがあるとのことで、それならATオイルストレーナも同時に交換してスペシャルコースにてご案内しました。
オイルメンテナンスは定期的にこまめに施工すると長期的にもお車の持ちが違ってきます。
特に駆動系のトランスミッションのメンテナンスは、乗り心地を司る部分であることはもちろん燃費にも影響を及ぼします。
画像左上のものが、ATオイルストレーナ【新品】、その下が取り外したストレーナ。
その汚れが一目瞭然にわかりますね。
取り外したストレーナは長年のスラッジが付着して真っ黒に近い色に変化しています。ご覧のように、新品はシルバー色ですのでそのストレーナ内部で吸着している汚れは推して知るべし、です。
ATオイルパンは10万km走ってますね、という状態。
そして、このオイルパンのフチのガビガビと残存するものが、劣化したガスケットの残骸です。
あまりにもぐるりと残骸が付着していたので、液状ガスケットを使用していたのかな?と思うほどでした。
ATオイル漏れはこの劣化したガスケットから漏れ出ていたんですね。
この状態ですと納得です。
ATオイル漏れの原因はガスケットのため、新品のガスケットに交換すれば漏れは止まります。
ATオイルパンを取り外す前には、圧送交換の洗浄効果を高めるためWYNN'Sのフラッシング剤をトランスミッション内に添加し、数十分エンジンを稼働させAT内の隅々までスラッジなどが排出されやすいように準備をしてあります。
圧送交換を施工するのにフラッシングをしないなんて、もったいありません。
通常のドレンアウトでは使用できないほど強い薬剤を使用して、トランスミッション内部をフラッシング(洗浄)出来るのは圧送交換の前だけです。
フラッシング剤はドレンアウトの際は使用不可の注意書きがあります。その圧倒的な洗浄力のため、薬液が残留すると内部を傷めてしまう可能性があるためです。
取り外したATオイルパンは再利用が可能なため、残存していたガスケットを除去して内部は清掃します。
こちらは清掃途中段階ですが、しっかり清掃します。
マグネットには鉄粉がたっぷりこれでもかと吸着されていたため、おそらく過去のATF交換はそれほど定期的ではなかった(もしくは未交換)印象です。
ATオイルパンのボルト取り付け部分にも、劣化したガスケットの残骸が多くありましたのでそちらもしっかりと除去して清掃。
圧送交換ではATオイルクーラーから抜取と給油をしますのでアタッチメントをセッティングしまして、圧送交換を開始します。
今回使用しますのは、ワコーズのATFです。
純正ATFとの適合をしっかりと確認しているので、問題なく使用可能です。
純正を使用することも可能ですが、ATFの状態によって使用するオイル量が変化しますので、その分量を前もって純正ATFでご用意するのはなかなか難しく、多くても無駄になりますし少なくても圧送交換の効果が出ずご満足いただける結果にならないことになります。
ですので、弊社で常時在庫をしていますATF、ワコーズで対応しました。
圧送交換はドレンアウトよりも油量を多く使用するので、その分費用は掛かりますが効果は大きいものです。
先述しましたが、交換後のその変化はトルコン太郎での圧送後は効果が体感が出来るので満足度も違います。
ワイズガレージでは圧送の回数をこまめに設定し段階的に施工して、途中段階でATF状態を確認しながら圧送するので、交換が足りなかったり過剰だったりすることが避けられます。
そしてそんなことが可能なのが、このまーるいドーム型のモニター。
左 新油モニター・・これから圧送される新しいATFが見えます
中 クリーニングモニター・・現在、トランスミッションに充填されているATFが見えます
右 廃油モニター・・トランスミッションから抜き取られた廃ATFが見えます(AT内には二度と戻りません)
もう既に1回目の圧送交換が始まっています。
抜取量4.6リットル、給油量3.9リットル。
一番右側の廃油モニターとその左隣の廃油サンプルの色を比較しますと、その黒味が引き赤味が増しています。
圧送交換中は、廃油モニターに見えるオイルが現在のトランスミッション内に充填されているATFです。
トルコン太郎ではATFを少量ずつ自動的に抜きつつ、新油を充填していきます。
圧送ではエンジンを稼働してトランスミッションを動かしながら交換するため、バルブボディや各ホース類の内部に残留するATF(おおよそ2~3リットルかそれ以上)を、圧送しながらすべて新油に交換していきます。
トルコン太郎の偉いところはその浮遊している鉄粉やスラッジもストレーナを通してろ過していきます。
2ラインのため廃油はそのままトランスミッション外へ排出され、ミッション内に再び戻ることはありません。
そんなに良いものなら、どうして一般的に普及してないのでしょうか?
トルコンチェンジャーを持っている店舗は多いですが、圧送交換を可能にするためにはATオイルクーラーに接続するためのアタッチメントが必要で、そのアタッチメントが限りなく種類があるため全てを揃えることがまず難しいからです。
一つのアタッチメントが数万円する場合もあり、なかなか現実的ではありません。
その点をクリアしているので、ワイズガレージではATクーラーの設置がある車両はほとんど圧送可能です。
1回目の圧送交換が終わり、エンジンをかけたままの状態でトランスミッション内のATFを循環させながらクリーニングに入ります。
内部がかなり汚れていたと思われ、圧送交換が完了してクリーニングに入った途端赤味の中に黒味がどんどんと出現してきました。
クリーニングが完了したら、また2回目の圧送を開始します。
さて、2回目開始。
抜き取り1.1リットル、給油はまだ0。
これがどのように変化していくか楽しみです。
抜き取り5.3リットル、給油は4.7。
上の開始直後の画像と比較しても、廃油モニターの色味が明るくなっていますね。
はい、こちら2回目の圧送交換が完了、クリーニングももうすぐ完了の一枚です。
左の新油と比較しますと、クリーナモニター内のATF(トランスミッション内に循環しているATFです)は新油よりも若干黒味が強いですがその透明感はしっかりと確認できるようになりました。
(実はこの色味、目視ですとほぼ変わらない色味に見えるんです。)
これで、圧送交換はすべて完了です。
あと残るは、WYNN'Sのトリートメント剤の添加と最終油量調整です。
この油量調整が時間のかかるものでして、80~90度まで油温が上がったATFを30~40度(車種によって規定されています)適温まで温度を下げてから、油量の調整が必要なのです。
油温はテスターを使用しながら、焦らずじっくりと調整します。
ここを急ぐと、適量の油の最終調整がうまくいかず、走行に違和感を覚える仕上がりになります。
全ての作業が完了後、試乗しましたら特有の走り出しの重いフィーリングがなくなり、すっと走り出す感覚です。
低速でスムーズなのですから、高速はもちろんスムーズ!
ATF漏れのご心配も解消、ATFもすっかりキレイになったのでこれからのドライブが楽しみですね!
お車を大事にするお手伝いが出来、お役に立つことが出来ました。
ご利用ありがとうございました。
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自社工場ですべての整備を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、整備内容により)。
そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓
■まず、トルコン太郎とはなんだろう?からご説明したページです
トルコン太郎圧送交換とは?
■ブログに掲載予定の入庫実績(各情報あり)のページです
トルコン圧送交換 輸入車入庫実績
■ポルシェ各整備の事例ブログです
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ポルシェトルコン太郎入庫一覧ページ2
トルコン太郎圧送交換 ATF・CVT・DSG・DCT・PDKのお問い合わせはお気軽にどうぞ
前述にあります通り、トルコン太郎でのお見積もりは車両の情報をいただければ概算見積が可能です。
【ご連絡いただきたい車両情報】
■車両型式
■車台番号
■原動機の型式(エンジン型式)
■現在の総走行距離
■過去にATF交換歴がある場合はその際の走行距離
■現在気になるショックや不調など(簡単で結構です)
上記情報があれば、トルコン太郎の圧送交換のお見積りは可能です。
逆に、車台番号が不足していると何もお調べできないので、車台番号は必ず輸入車でしたら17桁の英数字を、日本車でしたらハイフン以下の全ての数字をご連絡ください。
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