サブページメイン画像

ポルシェ マカンS
重度の変速ショックや不調を解消
PDKオイル・トルコン太郎圧送交換

 トランスミッション故障と表示され

千葉からお越しのポルシェマカンS。
近頃は千葉県からのご利用が多いです。(2022年現在)

■初度登録 2018年
■型式 ABA-95BCTM
■走行距離 約43,000㎞

AT故障のアラート表示があり、ポルシェ専門店へ診断入庫。
その際の説明を要約すると
■ギアアクチュエータ機械的故障の履歴あり
■テスターでリセットしたらアラートは消えた
■が、症状は解消せず
■重篤な症状のため、バルブボディ交換またはトランスミッションASSY交換しか解消できない
と言われ、改善にはトランスミッションASSY交換のみとの指摘はあったものの、その整備費用も高額なため他の可能性を探し、ネットで弊社を発見。ご相談頂きました。

弊社ワイズガレージではトルコン太郎を使用してPDKオイル圧送交換は可能なので、圧送交換をまず施工してみて症状が改善されなければ次の整備段階のバルブボディ交換を提案しますとのお電話でご説明と概算見積り後、実際にご入庫。

施工前のテスト走行での症状はこちら。

■減速時、3⇒2のシフトダウン時に酷いショックがある(感じるレベルではなく、ある、という表現になる程大きいショック)
■信号待ち、完全停止したあとニュートラルに入っているかのようにクリープが全くない
■上り坂ではブレーキを離すと後ろに下がっていく
1速、2速の時にガガガガガとジャダーが酷い


この状態だと、ポルシェ専門店さんでバルブボディ交換やトランスミッション交換と言われてもしょうがないな~う~ん、という印象でした。

でも、こんな状態は同じ機構のボルボのゲトラグDCTとほぼ同じ症状のため、フラッシングを使用してのPDKオイル圧送交換で解消可能と判断しました。

圧送交換後のご感想は、この記事の最後でご覧いただけます。

 廃油の状態は真っ黒

車両情報としては走行距離は43,000km。
年式は新車から4年。
PDKオイルが劣化するとしては早すぎる印象です。

お話を伺うと、定期的に乗れなかった期間があり半年ほどはエンジンもかけずに駐車場に。
久しぶりにエンジンをかけてみてからしばらくして、症状が顕著になりアラートが発現した。
それです。それが原因です!

エンジンをかけないとトランスミッションが動かず、動かさなかった期間で繊細なトランスミッションにスラッジや鉄粉の目詰まりが起こってしまったのではないかと想像できました。

人で例えると、いわゆるエコノミー症候群と同じです。
長時間同じ態勢のあとに突然動くと下半身などで発生した血栓が移動し心臓や脳の細い血管に詰まり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすのと似ている状態です。

 ひとまずPDKオイル圧送交換のみのベーシックコースにて

トランスミッションの洗浄にはウインズのATフラッシュを使用して洗浄し、圧送交換後にはSOD-1plusを添加。
商品特徴が画像でも確認できますが、SOD-1plusは
■汚れを処理し新車に近い状態に戻します
■強力な還元洗浄(戦場による機能回復)
■摩耗防止(吸着作用)
■ゴム製のOリング・シールの硬化抑制と柔軟性の回復
上記効果を持続しながらオイルフラッシングでは落ちない汚れを走行して洗浄する添加剤です。


 ATフラッシュでフラッシング後、圧送開始

圧送交換はドレンアウトよりも油量を多く使用するので、その分費用は掛かりますが、交換後の変化はトルコン太郎での圧送後は効果が体感が出来るので満足度も違います。

ワイズガレージでは圧送の回数をこまめに設定し段階的に施工して、途中段階でATF状態を確認しながら圧送するので、交換が足りなかったり過剰だったりすることが避けられます。

そしてそんなことが可能なのが、トルコン太郎に設置されたこのまーるいドーム型のモニター。

左 新油モニター・・これから圧送される新しいPDKオイルが見えます
中 クリーニングモニター・・現在、トランスミッションに充填されているPDKオイル
右 廃油モニター・・トランスミッションから抜き取られた廃PDKオイルが見えます(AT内には二度と戻りません)

 細かく刻んでオイルを圧送、循環クリーニング施工

今までの経験則から、PDKオイルは細かくリットルを刻んで交換します。

画像は、3回ほど圧送交換を施工した状態です。
廃油と比較すると、クリーナーモニターのPDKオイルは若干透明感が見えてきました。

 どんどん圧送

 圧送を繰り返し

あと少しで新油と同じ状態へ。
PDKオイル追加!

 ここまでキレイな状態へ



ほぼ新油と変わらない状態まで、トランスミッション内のオイルを交換出来ました。
あとはトリートメントを既定の量添加。

交換後はオーバーフローのためテスターで油温を確認しながら油量を調整、調整が完了したらテスターでリセット(キャリブレーション)を施工します。

全て完了したあとの試乗では、当初の症状のほとんどが解消。

■減速時、3⇒2のシフトダウン時に酷いショックがある(感じるレベルではなく、ある、という表現になる程)
■信号待ちで止まろうとすると、完全停止したあとにニュートラルに入っているようにクリープが全くない
■上り坂ではブレーキを離すと後ろに下がっていく


殆どの症状は解消できました。
ただ、1速、2速の時にガガガガガのジャダーは完全解消とはいきませんでしたが、SOD-1がゆっくりと効果を発揮していくため以降は定期的に走行して新油とトランスミッションを馴染ませていけば変化が出るはずです。



ご利用ありがとうございました。


 ご相談はお気軽ににどうぞ



自社工場ですべての整備を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、整備内容により)


そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓

■まず、トルコン太郎とはなんだろう?からご説明したページです
トルコン太郎圧送交換とは?

■ブログに掲載予定の入庫実績(各情報あり)のページです
トルコン圧送交換 輸入車入庫実績

■ポルシェ各整備の事例ブログです
ポルシェ メンテナンス一覧


■ポルシェ トルコン太郎ご入庫一覧(ブログリンクなし)ページです
ポルシェトルコン太郎入庫一覧ページ2



・・・・・・・・・・・・・・・・・


トルコン太郎圧送交換 ATF・CVT・DSG・DCT・PDKのお問い合わせはお気軽にどうぞ

前述にあります通り、トルコン太郎でのお見積もりは車両の情報をいただければ概算見積が可能です。

【ご連絡いただきたい車両情報】
■車両型式
■車台番号 
■原動機の型式(エンジン型式)
■現在の総走行距離
■過去にATF交換歴がある場合はその際の走行距離
■現在気になるショックや不調など(簡単で結構です)


トルコン太郎圧送交換・パーツ持ち込み交換整備ご相談はお気軽に

  お電話・お問い合わせフォームよりご連絡ください

関東陸運局認証工場
ワイズガレージ

181-0016 東京都三鷹市深大寺2-19-2
https://www.ysgarage.com
定休日 毎週 日曜日・月曜日・祝日 各大型連休
営業時間 9:00~19:00 土曜営業

ご連絡は携帯電話からもご利用いただけます
フリーダイヤル 0120-21-3430
固定電話 0422-31-0430
でも受け付けてます。携帯からもOK!



圧送交換とはの他のページ

カートに
入れる
気になる
お電話で相談→
LINEで見積→
メールで見積り→