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ランドローバー ディスカバリー3
ATF漏れ修理&圧送交換

 東京 吉祥寺よりご来店


■ランドローバー ディスカバリー3
■型式 ABA-LA40A
■年式 2010年式
■走行距離約 52,730km
■ATF車両!

車検整備の際にATFオイル漏れを指摘されていたが、高額修理のためしばらく検討。
その後、通常の走行中にガクガクと変速ショックなのか不自然な挙動(走り)をするのでその解消と、ATF漏れの解消整備ご依頼にてご入庫です。

過去ATF交換履歴は無く、定期交換でのリフレッシュにて圧送交換をご依頼です。
弊社はWAKO'S正規代理店にて取り扱いがあるため今回は適合ATFセーフティスペックを使用します。
ATF圧送交換後にはSOD-1plusを添加。




 ATオイルパンがこちら

さて、ATF漏れの修理と言いましてもディスカバリー3のATオイルパンは樹脂製。
そのため再利用が出来ないタイプにて、ASSY交換が余儀なくされます。

???ガスケットだけ交換できないの?と思ったかた、それが残念ながらガスケットの設定が無いのでASSY交換なのです。

そしてディスカバリー3のATオイルパン整備経験がある方にはわかる、この整備性の困難レベル。
メンバーやらを切り離さなければならず少々大掛かり作業になります。

 取り外したATオイルパンASSY

今回使用したATオイルパンASSYは、OEMパーツの設定が有ったためそちらを使用しました。
純正よりもリーズナブル。

ご来店いただく前に、メールなどで概算お見積もりのご案内もしています。

お忙しい方や、「興味はあるんだけど店頭までいくのもな~」と億劫な方でもご利用ください。

その際に
■車両型式
■車台番号
■現在の走行距離
■過去にATF交換履歴がある場合はその際の走行距離
■現在、変速ショック等ある場合はその症状の内容

などをご連絡ください。

適合するATFを使用しての概算お見積りをメールなどにてご連絡します。

輸入車のATF交換は通常のドレンアウトでの交換もあまり積極的にはお勧めされない整備です。
なおのこと圧送交換を取り扱っている店舗はもっと少ないのが現状です。
この辺の事情はこちらで→点検・整備のトップページはこちらからどうぞ

ATオイルパンを取り外す前に、フラッシング剤(Wynn’s社製の添加剤)を添加してしばらくエンジンをオンにして添加剤を隅々までいきわたらせています。トランスミッション内やホース内のスラッジ等を落ちやすくするための洗浄剤です。
このフラッシング剤は、ドレンアウトでのATF交換には使用が禁止されています。なぜならスラッジを浮かせて排出しやすくするための薬剤が強力なため、もし残留してしまうとAT内部を損傷させてしてしまうものだからです。

 ATオイルフィルターは一体型

テラテラと表面に付着しているがスラッジ(酸化物などの老廃物)です。

 こちらがATF オイル漏れの原因

シーリングスリーブ。
ディスカバリーのATF漏れはほぼここから。

持ち手の方がガザガザした質感に見えると思いますが、こちらがオイル漏れしたあとに汚れが付着している状態です。
しかもこのシーリングスリーブ、こんな小さいパーツだから交換も楽かと思いきやATオイルパンを取り外さないと取り外しにアクセスできない部品なのです。

しかし、なんでこんな構造にしたんだろ?と不思議なパーツです。

 マグネットには鉄粉がびっしり

まーるいものがマグネットです。
こちらはATF内に浮遊する鉄粉を吸着する役割があります。

ATFに含まれる鉄粉やスラッジが、AT機構細部に入り込みラグやショックを引き起こす原因となるためです。

 トルコン太郎に接続

もちろん、ATオイルパンを車体にしっかり取り付け、抜けた分のATFを充填してから。

今回は適合の取れているワコーズのセーフティスペックを使用して圧送交換施工します。
純正品が最適ではないか?とのご質問ンをいただくこともありますが、純正品がこれまた高額で5,000円/1リットルなんてお値段だったりします。
油量を多く使用する圧送交換には不向きのため、ワコーズ正規代理店のワイズガレージではリーズナブルなATFをふんだんに使用して圧送することをお勧めしています。

もちろん、純正品のご用意も可能ですのでご希望をお聞かせください。

 廃油は真っ黒です(真ん中のモニター)

トルコン太郎にセットされているモニター(透明のドーム型のもの)は、それぞれ役割があります。

左 新油モニター
中 クリーニング中のオイルモニター
右 廃油モニター


真ん中のクリーニングモニターに見えるATFが、トランスミッション内に充填されているATFです。
トルコン太郎は廃油を抜きつつ、新油を圧送して注入しながらトランスミッション内のフルードを段階的に入れ替えます。
エンジンオン状態でATFを圧送し交換しながら、トランスミッション内のクーラーホース内やトルクコンバーター等の隅々に残留する廃フルードを排出します。


 圧送交換完了後は

もうここで圧送交換完了後の画像がないことが判明。
文章のみのご案内となります。

20リットルを圧送して透明感が見えてきたのでここでストップ。
圧送交換が完了しましたら、万能添加剤SOD-1plusを添加。

そして、最終調整が非常に時間がかかるものです。
その際には外部診断テスターを使用して油温をチェックしながら、規定の温度での油量を調整する必要があります。
しかも、圧送交換を施工している間はずっとエンジンオンのため油温は60℃くらいまで上昇してるため、ATFはもちろんそれらが充填されているトランスミッションももちろんあっつあつです。
そのあっつあつを既定の油温まで冷却(40℃前後まで)するのにお時間がかかります。

圧送交換が完了しても、なかなかトランスミッションの油温が下がらずに作業がストップしてしまうということもままあります。


最終油量調整、キャリブレーション等が完了後、試乗します。
ビックリするほどの走りの滑らかさが戻りました。
ATFが長年漏れていて、ATFが適正な量ではなくなってそれで挙動が変になっていたのでしょうね。
もうこれでしばらくは問題なく気持ちの良い走行が出来ることと思います。

ご利用ありがとうございました。



・・・・・・・

自社工場ですべての整備を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、整備内容により)


そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓

■まず、トルコン太郎とはなんだろう?からご説明したページです
トルコン太郎圧送交換とは?

■ブログに掲載予定の入庫実績(各情報あり)のページです
トルコン圧送交換 輸入車入庫実績

■ランドローバー各整備の事例ブログです
ランドローバーメンテナンス一覧




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トルコン太郎圧送交換 ATF・CVT・DSG・DCT・PDKのお問い合わせはお気軽にどうぞ

前述にあります通り、トルコン太郎でのお見積もりは車両の情報をいただければ概算見積が可能です。

【ご連絡いただきたい車両情報】
■車両型式
■車台番号 
■原動機の型式(エンジン型式)
■現在の総走行距離
■過去にATF交換歴がある場合はその際の走行距離
■現在気になるショックや不調など(簡単で結構です)

上記情報があれば、トルコン太郎の圧送交換のお見積りは可能です。
逆に、車台番号が不足していると何もお調べできないので、車台番号は必ず輸入車でしたら17桁の英数字を、日本車でしたらハイフン以下の全ての数字をご連絡ください。

トルコン太郎圧送交換・パーツ持ち込み交換整備ご相談はお気軽に

  お電話・お問い合わせフォームよりご連絡ください

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