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BMW X4 XW20A
トルコン太郎で予防整備ATF圧送交換施工

 東京都よりご来店

まずお問い合わせフォームからトルコン太郎圧送交換の可否、お見積もりご希望のご連絡をいただきました。
■BMW X4
■年式 平成27年
■型式 DBA-XW20A
■走行距離 56,100km


【ご依頼内容】
◎不調は感じていないけれど、せっかく交換するのだったら圧送交換でリフレッシュしたい

ATFのリフレッシュには圧送交換は最適です。
ご希望のリフレッシュはお任せください!



 ATFはWAKO'Sセーフティスペックで対応

さっそくアダプター(アタッチメント)を使用してトルコン太郎へ各ホースを接続します。不調無しの定期交換、純正ATFよりもリーズナブルなワコーズセーフティスペックでコストダウン。

ご来店当日中に完了する整備です。
ですが、待っている間の1~2時間というわけにはいきません。

圧送交換整備では、弊社で使用しているフラッシング剤を添加してから数十分、ATFを交換中とクリーニング中はずっとエンジンを稼働させています。
そして圧送交換では油温が高い方が交換率が良いためATFの温度を上げ、高温の状態で圧送します。

ここ10年前ころからのトランスミッションは油量確認ゲージがない密閉式がほとんどのため、油量調整には適正温度で調整しませんとその後の不調症状を招く要因となります。
車両によってはテスター診断機でコンピュータリセットやキャリブレーションが必要なことも。
ただATFを抜いて充填するだけでは不十分です。

「ATF交換後にトランスミッションが不調になった」
とよく聞くお話はこの交換後の油量調整やリセット作業がうまくいっていないから、の場合が多いように感じます。

 廃油はスラッジや鉄粉で真っ黒状態

圧送交換前には、圧送交換の際でしか使用が出来ないウィンズATフラッシュを入れ数十分ほどエンジンをかけて添加剤を隅々まで行きわたらせ、汚れが落ちやすくなるように前準備をしてあります。
不調症状のある車両やリフレッシュ目的の場合は強く使用をお勧めします。

比較用にとっておいた廃油のサンプル、こちらと圧送交換後のATF状態を比較できるように配置。

輸入車の圧送交換は適合アタッチメントの用意がないと、まず圧送交換は施工できません。
ですがご安心ください。
ワイズガレージではそんなATオイルクーラーに適合するアタッチメントはほぼ網羅し、ご用意しています。

 ATF圧送交換スタートです

圧送交換する油量を設定、クーラーラインモードで圧送交換・全自動交換スタートします。
圧送交換と循環交換の違いは、文末に説明しています。似て非なるものですので、ご一読ください。

左 【新油モニター】新油の状態を確認できます
中 【クリーナーモニター】圧送交換中のATFの状態が確認できます
右 【廃油モニター】ATから抜き取られた廃ATFの状態が確認できます 



抜取量 2.0 給油量 0.0

単位はリットルです。
まずは廃油が抜かれています。
廃油モニターには比較サンプルと同色のATFが勢いよく踊っています。
この廃油は二度とトランスミッションには戻りません。

 抜取量 2.6 給油量 1.1

給油が始まりました。

これから、向かって一番右、廃油モニターのATFが変化していきます。
ご注目ください。

 抜取量 2.8 給油量 1.6

徐々に

 抜取量 4.0 給油量 3.0

徐々に

 抜取量 5.6 給油量 4.8

徐々に赤みが増してきています。

 抜取量 7.0 給油量 6.5

廃油の抜取がストップし、給油の実の状態へ。

 抜取量 7.0 給油量 7.0

1回目の圧送交換が終了。

現在、トランスミッション→トルコン太郎→トランスミッション→トルコン太郎と、内部のATFを循環させながらクリーニング中です。

何度も申し上げますが、圧送交換と循環交換は似て非なるもの、作業内容とその効果は大きく異なります。(ブログ最後尾に簡単に説明があります)

トランスミッション内部やホース内にこびりついているスラッジや鉄粉などがこのクリーニング中に剥がれ落ちてきます。

 1回目圧送交換後のクリーニング後

ATFの赤みは見えるようになりましたが、まだ透明感が足りません。
あと一回圧送交換しましょう。(もちろんオーナー様にはOK確認済みです)

 2回目圧送交換開始 抜取量 0.5 給油量 0.0

今回も一番右側、廃油モニターにご注目です。

 抜取量 1.9 給油量 1.2

 抜取量 3.4 給油量 3.0

 抜取量 5.3 給油量 5.1

 抜取量 6.0 給油量 6.0

圧送交換後、クリーニングモードが終了しました。
クリーナーモニター透明感もほぼ新油と変わらないくらいまで交換完了。

さあこれで圧送交換はここで終了。

ですが、これで作業すべてが終了したわけではありません!!!

 これでATF圧送交換完了、ではありません!!!!!

圧送交換はここで終了ですが、まだまだやることは盛りだくさん

・添加剤SOD-1plusを注入
・油量調整のために、既定の温度に下がるまで待機
・テスターでの監視のもと油量調整(密閉式のオーバーフローだから)
・油量調整が終了したら、テスターでのリセット(キャリブレーション)
・完了後の確認走行

です。
特に既定の油温迄下げるのが一番時間がかかります。
ATFは油脂なので保温効果ばバツグン。しかも大量。
一度高温になったATFはなかなか温度が下がりません。
そのため圧送交換には時間がかかるんです。

交換後のインプレッションは、とくに不調を感じてはいなかったけれど圧送交換後の走り出しは交換前の印象とはことなりアクセルを離すとスーっと力強く進む力が強く感じ、今まですぐに深めに踏んでいたアクセルを踏み込まなくてよくなった。
大きな変化ではないけれど、小さな積み重ねがストレスの解消につながりました。


ご利用ありがとうございました。


 トルコン太郎圧送交換のご相談、随時


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当店は外注ではなく、自社工場ですべての修理を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、内容により変動)。

そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓
■まず、トルコン太郎とはなんだろう?からご説明したページです
トルコン太郎圧送交換とは?

■ブログに掲載予定の入庫実績(各情報あり)のページです
トルコン圧送交換 輸入車入庫実績

■BMW入庫実績(各情報あり)のページです
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前述にあります通り、トルコン太郎でのお見積もりは車両の情報をいただければ概算見積が可能です。

【ご連絡いただきたい車両情報】
■車両型式
■車台番号 
■原動機の型式(エンジン型式)
■現在の総走行距離
■過去にATF交換歴がある場合はその際の走行距離
■現在気になるショックや不調など(簡単で結構です)

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