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トルコン太郎
ポルシェ パナメーラ 970M48A 
PDKオイル圧送交換で不調症状解消

 東京都大田区よりご来店

お問い合わせフォームからご連絡をいただきました。

不調症状がありまずはそのご相談でした。
■中古車で入手して間もなく
■2~3日前から不調症状が出始めた
・走り出しの空転感
・シフトアップ時の1,000あたりで空転してからつながる感覚
・バックギア(リバース)に入れた際に一瞬ニュートラル状態になる
■半年前にPDKオイルパンを交換済だが、その際はドレンアウトだった(販売店にて施工)

■年式 平成22年
■型式 970M48A
■走行距離 74,000km

■PDKトランスミッション、純正オイルはペントシンFFL-3
■純正品は高額なため社外PDKオイルを使用して圧送交換をご提案

この状態では気持ちよく乗れず、入手したばかりのためこれからのしばらく乗り続けていきたいご希望もありトルコン太郎での圧送交換を施工をご依頼いただきました。
ご来店当日完了の整備ですので、ご来店時とご帰宅時ではフィーリングの変化を感じていただけます。



 ATオイルクーラーラインにアタッチメントを取り付け

アタッチメントを取り付け、トルコン太郎にホースを接続します。
圧送クリーニングの際には、圧送交換のみの【ベーシックコース】と、圧送交換+オイルパン脱着・鉄粉等のクリーニングを含む【スペシャルコース】とをご用意しています。
今回のご利用はベーシックコースでのご利用です。

PDKオイルパンは交換済みとの情報がありますので、今回は圧送交換のみのベーシックコースにてご提案です。

 圧送交換前のATフラッシュ添加

ワイズガレージでは圧送交換のリフレッシュ効果をさらに高めるために、圧送前にATフラッシュを添加してトランスミッション内をフラッシングします。
このフラッシング剤、圧送交換の時にしか使用できませんのでご注意を!

容器の中のフラッシング剤はこのような琥珀色。
こちらをトランスミッションに添加し、数十分エンジンをかけトランスミッションを稼働させ隅々まで行きわたらせます。
その際にトランスミッションの温度も上がるため、圧送交換の効率も高められます。

 圧送交換前のトランスミッション内のPDKオイル状態

半年ほど前にお車ご購入の販売店でPDKオイルパンを交換した経緯があるそうなので、オイル自体はそれほど汚れてはいません。
ただ現状、不調症状が出始めたことからバルブボディあたりでスラッジなどが悪さをしているのだと思います。
ですが圧送交換で解消可能ですのでご心配ありません。

 トルコン太郎圧送交換スタート

圧送交換する油量を設定、クーラーラインモードで圧送交換・全自動交換スタートします。

左 【新油モニター】新油の状態が確認できるモニター
中 【クリーナーモニター】圧送交換中のATFの状態が確認できるモニター
右 【廃油モニター】ATから抜き取られた廃ATFの状態が確認できるモニター 


一番右側の廃油モニターではミッション内のフルードの状態が見られます。

↑の画像では、圧送交換がかなり進んでいる状態です。

 圧送交換は進みます

トルコン太郎は全自動なので、スタートを押したらあとはお任せなのですが今回はさすがに廃油が8.0抜けた時点でようやく新油の供給が始まったときには一安心。

 クリーニング中

圧送交換が終われば、自動的にクリーニングに切り替わります。

今回は、不調症状の解消を大きな目的とした完全にリフレッシュしたいご希望にて真ん中のクリーニングモニターに見えるPDKオイルを新油と変わらない状態まで交換のご意向でした。
ご希望通りしっかり新油と変わらない状態まで交換完了です。

 圧送交換は完了しましたが

 フィラーからSOD-1plusを注入

ここですべて終了ではありません。
まだまだやることは盛りだくさん

こちらのパナメーラは密閉式トランスミッションのため、油量調整はオーバーフローでの調整が必要です。
そのため添加剤SOD-1plusはシリンジで注入します。
その後は、
・油量調整のために既定の温度に下がるまで待機
・テスターでの監視のもと油量調整(密閉式のオーバーフローだから)
・油量調整が終了したら、テスターでのリセット(キャリブレーションなど)
・完了後の確認走行

です。
特に既定の油温迄下げるのが一番時間がかかります。
脂なので保温効果ばバツグン。しかもトランスミッション容量9.0リットルと大量。
何しろ温度が下がりません。

なぜこんなに調整に気を使うのか?
この規定値での油量調整がうまくできていない場合、AT挙動の不調や今までなかった変速ショックが出てきたりが現れます。
これがいわゆる「ATFの交換後からATが不調になった」といわれる症状だったりします。(それだけが原因ではない場合ももちろんあります)


これで圧送交換の作業は完了です。
トルコン太郎での圧送交換は油量は多く使用するため高額整備ですが、交換の効果を感じることができるので、整備の中でもお車が変化した実感を得やすい整備だと思います。

交換後の同乗走行では、車重を感じるもっさりしていた走り出しがしっかりと力強くグリップするようになり、シフトショックもなくなり全体的にスムーズな走り方に変化した、との喜びの声をいただきました。

ご利用ありがとうございました。



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自社工場ですべての整備を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、整備内容により)


そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓

■まず、トルコン太郎とはなんだろう?からご説明したページです
トルコン太郎圧送交換とは?

■ブログに掲載予定の入庫実績(各情報あり)のページです
トルコン圧送交換 輸入車入庫実績

■ポルシェ各整備の事例ブログです
ポルシェ メンテナンス入庫一覧ページ


お問い合わせフォームからの事前見積もりも可能です。
その場合は車両情報をご連絡いただいています。

【ご連絡いただきたい車両情報】
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■車台番号 
■原動機の型式(エンジン型式)
■現在の総走行距離
■現在気になるショックや不調など(簡単で結構です)


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