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BMW M4 F82 トルコン太郎DCTオイル圧送交換

 栃木県からご来店

BMW M4のトランスミッションオイル、DCTオイル圧送交換のご依頼です。

【お車の情報】
■BMW M4クーペ
■型式: CBA-3C30
■走行距離: 約28000km
■平成: 2019年式

【ご相談内容】
●不調は感じていないけれど、DCTオイル交換の事例を見て気になっている
●走行距離も年式も浅いが、予防整備的にリフレッシュしたい


M4のトランスミッションは7速DCT【ダブルクラッチ】が搭載されています。


DCTにおいては、不調を感じていなくても日々の運転で日々変化していく挙動や変調に体が合わせてしまうため、走り出しのモタツキ感などの大きな不調ではない【隠れ不調】に気づきづらい傾向です。
日本道路事情は、ヨーロッパ車にとっては過酷なようです。
しかしこれも、DCTオイルの定期交換さえしていれば起こることがない不調です。


BMWのDCTオイルももちろん圧送交換施工可能です。
車種専用アタッチメントアダプターを各種取り揃えていますので問題なく圧送できます。
今回は圧送交換とDCTオイルフィルター交換、ATオイルパン内部にあるATオイルストレーナを交換をご提案です。

①社外パーツ、ATオイルパンガスケットとATストレーナ、DCTオイルフィルター

②ATオイルストレーナ

 圧送交換はご来店当日中に完了可能です

お問い合わせフォームからのご質問にはメールでご連絡済です。
オイル交換だけかATオイルパン内部のリフレッシュも施工するかをじっくりご検討いただき、最終的にストレーナ交換を含むプランでご利用いただきました。

その後のメールのやり取りで概算お見積りのご連絡や部品のご用意などは完備しますので、遠方からのご利用でもご来店当日中に完了可能です。
ご予約当日はご来店からすぐに作業に取り掛かります。※液状ガスケット設定車両を除く


①純正では、ATオイルパンとストレーナASSYのみの設定です。
しかしワイズガレージでは社外パーツでご用意でき、ATオイルストレーナとガスケット交換で対応できるため、部品のコストが削減できます。

②ATオイルストレーナも樹脂製ですが、独立しているため社外パーツで交換可能です。

③DCTオイルフィルター設置部分

④DCTオイルフィルター

 ATオイルクーラー部のアダプター(アタッチメント)を完備しています

③BMWのDCTでは、ATオイルパン内部のストレーナとは他に、トランスミッション外側からアクセスできるDCTオイルフィルター設定があります。

④AT内部のストレーナは大きな鉄粉をキャッチし、フィルターは細かい鉄粉やスラッジをこしとる役割です。


⑤オイルパン取り外し前

⑥オイルパン取り外し

 ATオイルパンを取り外し、ATストレーナを交換

ATオイルストレーナ交換前には、ウインズのオートマチックトランスミッション用フラッシング剤を添加して、内部のスラッジや鉄粉を除去しやすくしてあります。
リフレッシュ効果を促進する添加剤です。

フラッシングが完了したら、次はATオイルパンを取り外す整備に入ります。

⑤ATオイルパンを取り外す前に、ドレンアウトでDCTオイルを排出させます(オイルパンを取り外した時にオイルがバシャーっと、大変なことになります)

⑥ATオイルパンを取り外し、その中にATオイルストレーナ(黒)があります

⑦ATオイルパンは清掃して再利用します

⑧ATストレーナ取り外し

 ATオイルパンは再利用

⑦純正品では樹脂製ATオイルパンASSYの設定のみです。
ただ、ストレーナと一体型ではなくストレーナは単品で設定があります。
ワイズガレージでは社外部品でATオイルパンガスケットとストレーナ単品でご用意可能です。
それぞれ新品へ交換します。

⑧ATオイルストレーナも交換

まだ28000㎞走行ですがマグネットに付着する鉄粉は少なくありませんでした。
エンジンをかければトランスミッションも稼働するため走行距離が少なくても鉄粉は発生しているんだと確認できました。

 圧送交換開始

圧送交換ではATオイルクーラー接続にアタッチメントが必要です。
ワイズガレージでは専用アタッチメントのご用意、取り付け要領を得ていますので問題なく作業は進みます。

トルコン太郎には3つのモニターが設置されていて、各モニターでは圧送交換中の各オイル状態が確認可能です。

左奥 新油モニター・・・これからトランスミッションに供給される予定の新油状態
真ん中 クリーニングモニター・・・現在のトランスミッション内のオイル状態
右手前 廃油モニター・・・トランスミッションから抜き取られた廃油の状態


トルコン太郎はオイルの抜き取りと注入のホースが別、廃油がトランスミッションに戻らない構造になっています。


走行距離がまだ少ないので、廃油はまだ透明感がありそれほど多くの圧送油糧は必要ない予感です。

 圧送交換は続きます

 圧送交換は続きます

圧送交換が終盤に近付くと、真ん中のモニターの油色に変化が見えてきます。

 圧送交換完了

クリーニングが完了したところで最終チェック。
新油とほぼ変わらない油色になったのが確認できました。

もう、これ以上圧送しても効果はほぼ変わらないため、圧送交換はここで終了です。


圧送交換はここで終了ですが、まだまだやることは盛りだくさん。

・添加剤SOD-1plusをシリンジで注入(密閉式のオーバーフローだから)
・油量調整のため、既定の温度に下がるまで待機(車両によって異なります)
・テスターでの監視のもと油量調整(密閉式のオーバーフローだから)
・油量調整が終了したら、テスターでのコンピュータリセット(キャリブレーションなど)
・完了後の確認走行

近頃のトランスミッションは、ゲージレスタイプがほとんど。
そのため油量調整はオーバーフロー、既定の油温迄下げるのが一番時間がかかります。
温度が下がるまで冷却しながら待つしかありません。
そのため圧送交換ではほぼ一日のお時間をご予定いただいています。

?なぜこんなに調整に気を使うのか?
この規定値での油量調整ができていない場合、AT挙動の不調や今までなかった変速ショックが出てきたりが現れることがあります。
これがいわゆる「ATFの交換後からATが不調になった」といわれる症状だったりします。(それだけが原因ではない場合ももちろんあります)

 圧送交換は予防整備です

たかがオイル交換、されどオイル交換の圧送交換。
通常のドレンアウト交換とは交換方法が異なり油量を多く使用するため、決して費用はリーズナブルではありません。

ただ、施工した皆さんは口をそろえて「どうしてもっと早くやらなかったんだろう」とおっしゃるくらいの変化を感じていただいています。


これで圧送交換の作業は完了です。

圧送交換後は走り出しのトルク感を感じられるようになり、変速がスッと瞬時に切り替わるように。
低走行車両でも、DCTは圧送交換での変化を感じやすいトランスミッションです。


ご利用ありがとうございました。



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トルコン太郎圧送交換 ATF・CVT・DSG・DCT・PDKのお問い合わせはお気軽にどうぞ

当店は自社工場ですべての修理を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、整備内容により変動)。

そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓
■まず、トルコン太郎とはなんだろう?からご説明したページです
トルコン太郎圧送交換とは?

■ブログに掲載予定の入庫実績(各情報あり)のページです
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前述にあります通り、トルコン太郎でのお見積もりは車両の情報をいただければ概算見積が可能です。

【ご連絡いただきたい車両情報】
■車両型式
■車台番号 
■原動機の型式(エンジン型式)
■現在の総走行距離
■過去にATF交換歴がある場合はその際の走行距離
■現在気になるショックや不調など(簡単で結構です)

上記情報があれば、トルコン太郎の圧送交換のお見積りは可能です。
逆に、車台番号が不足していると何もお調べできないので、車台番号は必ず輸入車でしたら17桁の英数字を、日本車でしたらハイフン以下の全ての数字をご連絡ください。

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