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ATF交換後の変化が大きい!交換してよかった! ボルボV90 トルコン太郎ATF圧送交換でリフレッシュ ワイズガレージ東京

 ボルボ V90 トルコン太郎ATF圧送交換ご利用

【車両情報】
■ボルボ V90
■年式 平成29年 (2018年)
■型式 DBA-PB420
■走行距離 7.7万km

【ご相談事項】
●過去にATF交換歴がないため予防整備ご希望


個人売買で購入、過去のATF交換歴がないので予防的にATF交換をご希望です。

このV90に搭載されているトランスミッションはTG-81SC、DCTよりは耐久性はありますがやはり定期的なATF交換は必要なATです。

まず最初にご紹介しますが、交換後はブレーキオフした瞬間にスッとタイムラグなく発進する感覚が新車に戻ったよう、走行中のシフトアップのエンジン回転数も下がりかなり変化した。
との感想をいただきました。



やっぱり、ATFはあくまでも消耗品で、定期交換が必要なんだな~と思いを新たにする毎日です。

それではトルコン太郎でATF圧送交換していきましょう。

 V90の下回りはこんな感じ

まず、ご入庫前にはお問い合わせフォームからトルコン太郎圧送交換の可否、お見積もりご希望のご連絡をいただきました。。
各車両情報から純正ATFへの汎用ATFの適合を確認したり、圧送交換に必要なATオイルクーラーの確認ををしてから概算見積をご案内。
お見積りにご納得の上、施工のご依頼をいただき、ご入庫の段となりました。


V90の下回りです。
ATオイルクーラーは下回りからのアクセスのため、リフトアップして位置を確認します。


最近のお車は、がっつりアンダーカバーしてあるものがほとんどのため、まずはアンダーカバー取り外しから始まります。
使用ボルトの数々の規格は統一されないものでしょうかね。
アンダーカバー取り外しにも一苦労!

①ATオイルクーラーはこちら

②ここから、圧送交換します

 V90のATオイルクーラーはこのタイプ

①アンダーカバーを取り外したその先にオイルクーラーがあります

②なぜかブレブレ


このATオイルクーラー部分に、圧送交換専用のアタッチメントを取り付けます。
このアタッチメントがないと、圧送交換は施工できません。

ですがご安心ください、弊社ワイズガレージでは各種ATオイルクーラーを取り揃えています!


【余談ですが】
弊社ワイズガレージはチェーン店ではありません。
よくある名称なので日本各地にワイズガレージさんはあり、弊社は東京店などではなくごく普通の独立した小さな整備工場です。
「ほかの支店では圧送交換やってないんですか?」とよく質問を受けるので、日本各地のワイズガレージさんにご迷惑をおかけしているのではないかと夜しか眠れません。


 ATF廃油のサンプル

廃油は、77000㎞走行したでしょう程度の汚れ具合。

揺らすと瓶内部壁面に黒味を残しつつ落ちていく廃ATF。


V90のトランスミッションは7.0Lで容量的には一般的なサイズ感ですが、内部に鉄粉をキャッチするマグネットやスラッジなどを集塵するフィルターの設定がありません。


そのため、不調というまでではないけれど、発進時のモタツキ感や変速時のショックが出やすいトランスミッションです。
ですが、DCTと同様にあまりにもATFが汚れると トランスミッションセイノウテイカ表示が出ることがあります。



 アタッチメント装着&トルコン太郎に接続


せっかく圧送交換するのですから、圧送交換効率を高めるため添加剤のフラッシング剤を使用します。

圧送交換の際でしか使用が出来ないATフラッシュを入れ20分ほどエンジンをかけて添加剤を隅々まで行きわたらせ、汚れが落ちやすくなるように下準備します

 ③圧送交換開始 抜取0.8L 給油0.0L


フラッシング剤が十分行きわたったら、続いて圧送交換施工の段階に移ります。

今回はオーナー様のご希望で、せっかく圧送交換をするのだから良いATFを使用したいとのご希望です。
良いATF=当然お値段も高いので、金額で圧送する油量を制限してしまうのはもったいないので、より廉価なATFで下洗浄をし、廃油をしっかり洗浄・排出する方法をご提案しました。

洗浄用ATFと、最終的にAT内に充填するATFを切り替えます。
充填用ATFは完全化学合成油のワコーズプレミアムスペックです。


まず、下洗浄にて圧送交換開始です。

圧送交換では最初からじゃんじゃん新油を注入するわけではなく、まずAT内の廃油を数リットル抜き取ってから続いて新油が徐々に注入されていきます。



カフェオレを想像するとわかりやすいかもしれません。
廃油がコーヒー、牛乳が新油。
コーヒーが少なければ少ないほどカフェオレの色味は限りなく牛乳の色に近付き、最終的には牛乳になります。
何を言おうとしてるのかわからなくなりましたが、色味の感覚的にはそんな感じです。



 ④下洗浄 抜取2.4L 給油??L

新油の給油も始まりました。


圧送交換する油量を設定、クーラーラインモードで圧送交換・全自動交換スタートします。

左 【新油モニター】新油の状態が確認できるモニター
中 【クリーナーモニター】圧送交換中のATFの状態が確認できるモニター
右 【廃油モニター】ATから抜き取られた廃ATFの状態が確認できるモニター 


一番右側の廃油モニターではミッション内のフルードの状態が見られます。


③の画像と比較すると、一番右側の廃油モニターの色に変化が見られます。

 ⑤下洗浄 抜取4.?L 給油5.2L


抜き取りを給油量が上回っています。

車両のATオイルクーラー形状や癖によっては、抜けが悪いことがありこのような状態になることがあります。

でもご安心ください。
過剰供給のままではなく、自動的に給油量が制限されますので問題ありません。

③の廃油モニターよりも赤みが増してきました。


 ⑥下洗浄 抜取7.?L 給油7.0L

圧送交換は進み、そろそろ下洗浄が完了しそうです。

⑤の画像と比較しても、この⑥廃油モニターの色味と透明感に変化が見えます。

充填の際にも圧送するため、下洗浄は容量分の7.0リットルでひとまず様子見です。

 ⑦下洗浄 完了

下洗浄圧送交換完了後は、クリーニングモードで洗浄システムに切り替わります。

これで、また内部のスラッジなどが落ちてきますので、クリーニングモード完了後はクリーナーモニタ内のATFは少々黒味を増します。

ただ、隣にある当初AT内に充填していた廃油ATFと比較してみると、その交換率は一目瞭然です。
透明感も少し確認できます。

よいですね、続いて充填するワコーズプレミアムスペックの圧送交換に移りましょう。

圧送交換は続きます⇒

ワコーズプレミアムスペックで最終充填圧送交換スタート

 ⑧プレミアムスペック充填圧送 抜取1.1L 給油0.0L

さて、プレミアムスペックでの圧送交換開始です。

まだ、一番左側の新油モニタには赤いATFが見えますが、新油充填が開始されるとここのATFの色味が変わります。

廃油モニターの色味が⑥の画像よりも黒ずんでいるのが分かりますか?
これが先ほどのクリーニングモードによる内部洗浄の効果です。

クリーニングでAT~トルコン太郎を循環させている間に、トルクコンバーターやATホース内部のスラッジなどが落ちてきたのですね。

 ⑨プレミアムスペック充填圧送 抜取1.?L 給油0.2L



プレミアムスペックの新油注入が始まりました。

 ⑩プレミアムスペック充填圧送 抜取?.6L 給油2.5L

圧送交換は続きます

 ⑪プレミアムスペック充填圧送 抜取3.?L 給油4.7L

またまた抜取より給油量が上回ってきました。

廃油モニター内のATF色も変化してきました。

 ⑫プレミアムスペック充填圧送 抜取?.7L 給油6.5L

順調に圧送は進みます

 ⑬プレミアムスペック充填圧送 圧送完了

クリーナモニターのATFは透明感もほぼ新油と変わらないくらいまで交換できました。

プレミアムスペックは透明感のあるゴールド色。
洗浄用ATFは赤色の着色がされていますので、どうしてもその色味は残ります。


さきほどのカフェオレのたとえを思い出してください。
今回は容量分の7Lで圧送をストップしたのでこの赤みが残りますが、この状態から容量分の7L以上圧送すれば完全にプレミアムスペック色になります。

ですが赤みが残っているからと、プレミアムスペックの効果が下がるわけではありません。
いままでの数百台の圧送経験から、余計な油量を圧送するより、充填されているATF状態の見極めが肝心だと思っています。

 ⑭プレミアムスペック充填圧送 クリーニングモード

クリーナーモニター左にある廃油と比較してください。(廃油の色も元々は赤色です)
その透明感、色味は全く異なります。

これだけ透明感が得られたら、もう圧送交換としては十分です。


圧送交換が完了したら、トリートメント剤を添加して最終油量調整を施工(この油量調整に非常に時間がかかります)。

これで圧送交換の作業は完了です。
トルコン太郎での圧送交換は油量は多く使用するため高額整備ですが、交換の効果を感じることができるので、整備の中でもお車が変化した実感を得やすい整備だと思います。

その実感は、このブログ最初にご案内した通りです。



ご利用ありがとうございました。



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当店は外注ではなく、自社工場ですべての修理を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、内容により変動)。

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