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VW パサートヴァリアント ディーゼル車
DSGオイル圧送交換施工でリフレッシュ!

 東京都大田区よりご来店頂きました

【お車の情報】
■年式 平成30年
■型式 LDA-3CDFV
■走行距離 約6万km
■特に不調はなく、リフレッシュのご希望

まずお問い合わせフォームからトルコン太郎圧送交換の可否、お見積もりご希望のご連絡。
フォームから連絡いただきました各車両情報からATFや部品の適合を確認、概算見積をご案内。
その後施工のご依頼をいただき、ご入庫の段となりました。


 まずはエンジンルームをチェック

トルコン太郎での圧送交換では、ドレインアウトとは作業工程が異なり、ATオイルクーラーからのATFを交換していきます。

そのためATオイルクーラーの設定が無い車両では圧送交換が出来ません。
(トヨタのハイブリッドの一部などではオイルクーラーが無いため、圧送交換が残念ながら出来ません。)

 ATオイルクーラーはここに

言葉で説明するよりも画像の方が一目でわかるので、矢印をつけました。

こちらのパサートではバッテリーケース下に、ATオイルクーラーとDSGオイルフィルターケースが設定されています。

 位置します

バッテリーとケースを取り外してようやくそのスタを見ることが出来ます。

ここに専用アタッチメントを取り付けてようやく圧送交換が可能となります。

 ATオイルクーラーは堅牢に設置

圧送交換をしなければまずこのATオイルクーラーを取り外すことは無いでしょうし、DSGオイルフィルターももしかすると交換しないで生涯を終える車両もあるのではないかと思います。

そのため、画像にはありませんが取り外した個所のガスケット類は積極的に交換します。
劣化したガスケットからのオイル漏れで再修理はあってはならないことですから。

 ATオイルクーラーにアタッチメント取り付け

金色の金属が専用アタッチメントです。
ATオイルクーラーを取り外し、トルコン太郎の各ホースが接続できる形状のアタッチメントを取り付けます。
これなくしてはいくら頑張っても圧送交換が出来ません。

どうして下回りからアクセスしないの?と思われるかもしれませんが、下方からはオイルクーラーのオイルラインの向きが逆で全くアクセス出来ないからです…。
ATオイルクーラーの規格が統一されていさえすれば、圧送交換はもっと一般的な整備になっていたと思います。きっと。

 トルコン太郎と接続

続いて圧送交換の際でしか使用が出来ないウィンズATフラッシュを入れ20~30分ほどエンジンをかけて添加剤を隅々まで行きわたらせ、汚れが落ちやすくなるように前準備をしてあります。

DSGは細かい鉄粉が出やすいトランスミッションのため、ゆえに不調症状を感じやすい傾向にあります。
ですが圧送交換だったらフラッシング剤を使用できるので、しっかりとフラッシングをしておくと圧送交換の効果も大きいです。


 トランスミッション内の廃油の状態

今までずっとトランスミッション内で頑張って働いていたDSGオイルです。

この黒色はDSGオイル内を浮遊している細かい鉄粉やスラッジが織りなすものです。

 トルコン太郎で圧送交換開始

圧送交換する油量を設定、クーラーラインモードで圧送交換・全自動交換スタートします。
トルコン太郎では圧送交換中にATFの交換の様子が各モニターでチェックすることが出来ます。

左奥 【新油モニター】新油の状態が確認できるモニター
中 【クリーナーモニター】圧送交換中のATFの状態が確認できるモニター
右手前 【廃油モニター】ATから抜き取られた廃ATFの状態が確認できるモニター 


一番右側の廃油モニターではミッション内のフルードの状態が見れます。

↑の画像では光の反射であまり汚れていないように見えましたが、トルコン太郎に吸引された廃オイルの状態はこれだけ真っ黒です。

 圧送交換完了後

圧送されるDSGオイルの状態を見ながら、圧送していきます。
今回はしっかりと交換をしたいご希望だったため、真ん中のクリーナーモニター内のDSGオイルが新油と同等状態になるまでの圧送を施工しました。
ほぼ新油です。

圧送交換はここで終了ですが、まだまだやることは盛りだくさん
・添加剤SOD-1plusをシリンジで注入(密閉式のオーバーフローだから)
・油量調整のために、既定の温度に下がるまで待機(それ以外の油温で調整すると変速ショックや変速のラグに繋がるため)
・テスターでの監視のもと油量調整(密閉式のオーバーフローだから)
・油量調整が終了したら、テスターでのリセット(キャリブレーション)
・完了後の確認走行

です。
特に既定の油温迄下げるのが一番時間がかかります。
なにしろ油なので保温効果ばバツグン。しかも大量。温度がなかなか下がりません。

なぜこんなに調整に気を使うのか?
この規定値での油量調整がうまくできていない場合、AT挙動の不調や今までなかった変速ショックが出てきたりが現れます。
これがいわゆる「ATFの交換後からATが不調になった」といわれる症状だったりします。(それだけが原因ではない場合ももちろんあります)

これで圧送交換の作業は完了です。
トルコン太郎での圧送交換は油量は多く使用するため高額整備ですが、交換の効果を感じることができるので、整備の中でもお車が変化した実感を得やすい整備だと思います。

交換後の走行では、圧送交換前の状態でも不足を感じていなかった走りが、走り出しもキビキビと変わり車体が軽くなったように感じました。

ご利用ありがとうございました。




自社工場ですべての整備を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、整備内容により)


そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓

■まず、トルコン太郎とはなんだろう?からご説明したページです
トルコン太郎圧送交換とは?

■ブログに掲載予定の入庫実績(各情報あり)のページです
トルコン圧送交換 輸入車入庫実績

■フォルクスワーゲン各整備の事例ブログです
フォルクスワーゲンメンテナンス一覧



【お問い合わせの際には】
ヨーロッパ車など輸入車にも圧送交換対応。車種別のアタッチメントをご用意していますが、種類が多岐にわたるため実車を確認しての圧送交換の確認、問診のお時間をいただいています。
その際は下記情報をご連絡ください。車検証に記載があります。


【 車 名・車種 】
【 初 度 登 録 年 月】
【 車 台 番 号 】
【 型 式 】
【型式指定番号・類別区分番号】

・現在の走行距離のご連絡
・過去の交換履歴があればその際の走行距離
・現在のお車の状態や症状など

ご相談、お問い合わせはお気軽にどうぞ。

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トルコン太郎圧送交換・パーツ持ち込み交換整備ご相談はお気軽に

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