スバル エクシーガクロスオーバー7 トルコン太郎CVT圧送交換で不調解消 ワイズガレージ東京三鷹

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トルコン太郎でCVTF圧送交換で軽微不調が解消 スバル エクシーガクロスオーバー7 ATオイルパン内も清掃

採取した廃油は、透明感ゼロです

 CVTF圧送交換ご依頼です



こんにちは、東京は三鷹のワイズガレージです。
自動音声の営業電話が多いのが近頃の悩みです。
最近は毎日数本、NTTdocomoから料金未払いで通信を止めます、との連絡が入るのですが弊社使用キャリアはみなソフトバンクなので一安心です。(そうじゃない)



さて、本題です。
今までご利用いただいたトルコン太郎圧送交換のご依頼では、スバル車両は施工後ダントツに好反応がある傾向です。


【車両情報】
■スバル エクシーガクロスオーバ7
■走行距離 約 51,400km
■型式 DBA-YAM

■年式 平28年式

【ご相談内容】
■渋滞時、止まって進んでの繰り返し時にアクセルの反応にタイムラグがある



大きな不調ではなく、ちょっと気になる程度とのお話です。
ですがこれを放っておくと、変速の度にショックが発生するなどの本格的な不調症状に悩むことになるため、早めの対応は非常に有効です。


経年すると変速タイミングが遅くなってくることなどはしょうがない、と思ってらっしゃる方も多いのですが、これはCVTFが劣化していることによる反応の結果のことが多い傾向です。

現に、いままで圧送交換をご利用いただいたスバル車では、不調がなくても圧送交換後には走り出しが軽くなり、通常の走行もトルク感が増した感じで気持ちよく加速するようになる傾向。
圧送交換後は燃費にも変化があります。

今回ご利用いただいたエクシーガも例外ではなく、大変喜んでいただきました。


 しっかりリフレッシュご希望で、オイルパン内部清掃施工



今回はオーナー様のご希望でATオイルパン内部の清掃も施工しましたが、CVTフルードだけを圧送交換するだけでも十分効果がある整備です。
ご予算をメインにしても結構ですし、これからどの程度お車を保有するかなどのスケジュールとを軸に検討しても。

全く同じ状況のお車はありませんので、オーナー様ご自身のご希望を第一に考えます。


こちらのエクシーガに限らず、スバルのトランスミッションのガスケットは液状ガスケットを使用しています。

車体から取り外したオイルパンのふちに見えるピンク(朱色?)の物体が液状ガスケットです。

そのため、スバル車両では液状オイルパンガスケットの完全硬化のために念のため一晩時間をかけます。
圧送交換では交換中に圧力がかかるため、液状ガスケットを塗布してすぐに圧送すると漏れ出てくる可能性が高く急がば回れです。

エクシーガのATオイルパン内部は、トロリとした厚みのある堆積したスラッジが表面を覆い、マグネット(オイルパンの右奥の丸いもの)には細かい鉄粉がびっしりとボリューム高く付着しています。

本日はATオイルパン内部の整備を終わらせ、明日圧送交換を施工する段取りです。

 ATオイルストレーナもスラッジで真っ黒の状態

初度登録年月から10年経過しているので、スラッジや鉄粉が発生しているのは当然です。

むしろ、今までしっかり働いてくれてありがとうございます。です。

 新品ストレーナご用意

 車体側に残った液状ガスケットも除去します

ATオイルストレーナを取り外しました。

続いては社外型のケースに残った液状ガスケットの残骸を除去します。
ATオイルパン側のガスケットも同様に除去。
地味ですが、この作業は大切です。

この作業をいい加減に処理すると新規の液状ガスケットがうまくのらず、硬化後にそこから漏れが起ります。
しっかりとオイルストーンを使用してガスケットが残らないように。

 アフターです

内部も清掃しました。

 オイルストレーナを取り付け

 まもなくオイルパン整備は完了です

この後は液状ガスケットを塗布し、オイルパンを取り付けて完全硬化を待ちます。

明日、圧送交換です。

 さて、一晩経ちました

エクシーガのATオイルパン液状ガスケットが完全に硬化したことを確認し、トランスミッションから抜け出た廃油分、新油CVTFを補充します。
これから始まる圧送交換はエンジン稼働状態で交換するシステムのため、AT必要分半量が抜けたトランスミッションをカラカラ状態で回すのは、想像しただけで背筋が凍ります。
あっという間に壊れそう!!!


続いて圧送交換に移ります。
アタッチメントを取り付け、トルコン太郎の各ホースに接続します。

 ①1回目圧送交換開始 抜取量3.7L 給油量1.9L

画像ではすでに圧送交換が開始されています。


トルコン太郎にセットされているモニター(透明のドーム型のもの)は、それぞれ異なる役割があります。

左奥 新油モニター
真ん中 クリーニング中のオイルモニター (現在のAT内に充填されているCVTF を観察できます)
右手前 廃油モニター (その名の通り、ATから抜き取られた廃油が観察できます)



クリーナモニター内に見える、現在AT内に充填されているCVTFと比較できるよう、採取した廃油を用意しました。

CVTFには、冷却・保護・潤滑などの様々な役割があります。

それがご覧のとおり真っ黒に劣化したCVTFが本来のパフォーマンスをサポートできるはずがありません。
燃費や性能、加速感などにロスを発生させています。

 ②1回目圧送交換 抜取量4.2L 給油量2.4L

余計な説明よりも、オイルの色が変わっていくのをご覧ください。

 ③回目圧送交換完了 クリーニングモードに移行

クリーナーモニター内のCVTFには緑色がハッキリと確認できるようになりました。

ですがご希望のリフレッシュには足りない透明感のため、あと数回は圧送交換を続けます。

 ④2回目圧送交換スタート 抜取量1.8L 給油量0.0L

1回目圧送交換後のクリーニングモードが完了すると、内部で循環している間に細部に存在していたスラッジが落ちてきてまた黒味が強くなっています(廃油モニターに、現在トランスミッションから抜き取られている廃油が観察できます)

 ⑤2回目圧送交換 抜取量3.7L 給油量2.6L

 ⑥2回目圧送交換完了、クリーニングモード中


クリーナーモニター内のCVTFはもう十分にキレイになっているように見えます。

ただ、1回目のクリーニングモード後にスラッジが出てきたので、3回目の圧送はクリーニングモードが終了したときに判断しましょう。

 ⑦3回目圧送交換を判断しました


やはり、2回目クリーニングモード中からそのCVTF状態は黒ずみが見え始めました。

3回目もいきましょう。

 ⑧3回目圧送交換 抜取量3.5L 給油量2.2L

エクシーガのAT容量が大きいため、スラッジも分散してしまうようでなかなかスッキリと新油程度までとはいきませんが、交換することに意義があります。

 ⑨3回目圧送交換終了

圧送交換はこれで完了です。

今回、ATオイルパン内部の清掃を含む圧送交換を施工しましたのでトランスミッションはある意味リセットされた状態です。

手放すまではたぶんCVTオイル交換することもない予定とのお話から、SOD1プラスの添加剤をご案内しました。


SOD-1plus添加剤は、走行しながら汚れを分解洗浄をします。
その中でスラッジの除去、トランスミッション内部で使用されているOリングの柔軟性回復による油圧リーク防止が出来るものです。

以下、製品情報から抜粋

【期待できる効果】
■洗浄(ストレーナ、クラッチディスク、バルブボディ、オイルクーラー)
■発進時のジャダー、変速ショック、滑りの防止や改善
■オイル漏れ、にじみの予防や改善
■スムーズなシフトチェンジ
■走行時の異音、うなりの軽減、改善
■Oリング効果防止、柔軟性の回復



近年のATは密閉型、ATFの油量や状態チェック用のゲージがありません。
かつてはガソリンスタンドで給油中に「ATFが汚れてますよ」と案内があった時代もありましたが、今ではエンジンのゲージもない車両もあり時代の流れは激流ですね。

SOD1を添加してハイ作業終了、とはいきません。
ここからがさらに時間がかかり、油量調整に気を引き締めなければなりません。
ここを適当にしてしまうと、ATF交換後の変速ショックや各不調につながることになります。

もちろんしっかり最終調整、確認走行でも異音などはありません。
これで圧送交換作業終了です。


ご利用ありがとうございました。




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そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓

■まず、トルコン太郎とはなんだろう?からご説明したページです
トルコン太郎圧送交換とは?



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