ボルボV60 セイノウテイカ点灯・DCTオイル漏れ修理 ワイズガレージ東京三鷹
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こんにちは。
前回のブログアップから1か月ぶりのブログです。
他のガレージのメカニックの方々の、ブログアップやYouTubeの投稿は、同じ24時間の世界に住んでいるのだろうか!?と思うほどのコンスタントぶり。
有能でシゴデキすぎて羨ましい!!!!!
さて、本題です。
2025年、肌寒くなってきてからボルボDCTの不調ご相談、オイル漏れご相談が後を絶ちません。
今回のご入庫はこちら。
【お車情報】
ボルボ V60 T4
DBA-FB4164T
平成26年6月 (2014年)
現在の走行距離 112,000㎞
【ご相談内容】
◎夏ごろからトランスミッションセイノウテイカ点灯
◎セイノウテイカが点灯してから、走行中にエンジン回転数が上下し不安定に
◎走り出しがギクシャク、徐行時の右・左折時に挙動がおかしい
【ご事情】
☆2か月前に他店で車検取得済み
※タイヤやタイベル整備施工したばかり
※その工場ではDCT整備は施工不可
☆車検取得後しばらくして、DCTオイル漏れがあることが発覚
【ご希望】
上記状況ため、乗り換えは少々現実的ではなく、なるべく現車を修理して乗り続けたいご希望です。
弊社ご入庫予定日前に、さらに
◎エンジン警告灯点灯!
ほかの整備でご予約済だったディーラー様に入庫したところ、DCTオイルの重度漏れ指摘があり、非常に危険な状態とのこと。
今すぐに何かしら手立てを打たないと、おそらく走行不能になりますとの助言があり、当初からの予定だったDCTオイル漏れ修理のご入庫が早まりました。
このエンジンチェックランプ点灯は、ABSセンサーかな?と思っていましたが、トランスミッションの不調に引っ張られエンジンも故障信号を発した結果だったようです。
ご入庫後、すぐに下回りをチェック。
アンダーカバーを外します。
もう、カバーを触った感じしっとり、重量感。
おおおおおおおおお、これは想像以上に漏れてる!
既にしっとりと重量感のあるアンダーカバーを取り外した、下回りの状態。
エンジンを止めていても雫が時間をかけてゆーっくりと落ちてくる状態です。
エンジンをかけると、5秒で1滴程度の高い頻度で漏れ落ちてきます。
この画像の茶色の液体は、トランスミッションから漏れているDCTオイルです。
取り外したアンダーカバーを立てかけてみると、すぐに茶色いオイルが染み出てきました。
ボルボのアンダーカバーは不織布を圧縮したような素材のため、ちょっとやそっとのオイルは吸収してしまうのでオイル漏れに気づきづらい傾向。
漏れ出てきたオイルがグレーチングの底にもたまり始めているほど大量に浸み込んでいたようです。
(廃オイルは集塵槽に集まり、適正に処分していますので環境問題ご心配ありません)
こりゃあ、1L前後は漏れちゃっている感じ???の印象。
今回の症状では、オイルが漏れたことから正常な運航に支障あり、とコンピュータが感知しトランスミッションセイノウテイカが点灯したのかなと仮定できます。
内部機械的な故障でなければ、オイル漏れ修理で対応可能です。
この様子では車検時にはすでに漏れは始まっていたとは思いますが、夏の暑さを越して急激に漏れ頻度が促進された可能性も否定できません。
とにもかくにも、DCTオイル漏れ修理を施工します。
お見積もりはご案内済み。
ここのところ立て続けにボルボDCTオイル漏れ修理が続いているため、必要部品を在庫することになりそうです。
真っ黒、ドロッとした質感、劣化したDCTオイル
新品DCTオイルは透明感あるゴールド色
これからトランスミッションを下ろして修理をするため、まずドレンプラグからすべて廃油を抜き取ります。
トランスミッションから取り出した廃DCTオイル。
過去に1度もDCTオイルを交換したことがなく、10万km以上走行したオイル状態が左側の真っ黒なオイルです。
新品DCTは右のビールのような色味のオイルです。
車で使用されているオイルは、基本的に消耗品です。
エンジンオイルとほぼ同様の役割があり、トランスミッション内部の潤滑や冷却などの役割で守っているもの。
エンジンオイルは定期交換するのに、トランスミッションオイルは無交換やノーメンテでOK、は間違った情報です。
現に圧送交換施工後の車両は挙動に好変化があり、燃費も上がります。
エンジンハンガー出動。(赤い器具)
これがないとエンジンがぼとりと落ちてきちゃいます
トランスミッションを下ろす、と一言でいうと、たったの13文字です。
ですがそのためには、前段階で関連する部品等の取り外し等の前整備が必要です。
逆に、ある程度の器具が揃った工場では、やる気と元気があればどこでも修理できます。(たぶん)
さて、このエンジンの隣にあるトランスミッションをおろしてまいりますよ。
簡単にポンポンと外せるわけではなくトランスミッションを下ろすためには、ドライブシャフトASSY左右を抜く、メンバー(ギアボックスつき)をはずす、車種によってはバンパーはずしが必要だったりするので頑張ります。
画像では、すでにドライブシャフトは抜け、メンバーは外れています。
エンジンと切り離してトランスミッションがおりますよ
まだまだ作業は続きます。
お隣のエンジンと切り離しました
ミッションシールの中央部、【緑色矢印】が示す先のオレンジ色のゴム部分、こちらがガビガビのよれよれ状態が見えますね。
このヨレヨレ状態になっている原因のにはもちろん原因があります。
このミッションシールの奥にクラッチ版の安定のためのプラスチック製のシムが存在します。
小さい部品ですが、大きな役割があります。
このシムが経年とDCTオイルの劣化による各影響から硬化・トランスミッション稼働の中で痩せてしまい、本来あるべきではない【遊び】ができてしまいます。
その【遊び】の影響からトランスミッション稼働中にガタツキが発生、そのガタツキの不安定な動作がこのゴム部分を攻撃、変形させてしまいなおかつ劣化したDCTオイルはこちらのシールも守るどころか攻撃、その結果ガビガビのよれよれになってしまっている状態。
こんなに小さな部品なのに。
シム、おまいだったのかこのガタを抑えてくれてたのは。。。
「ごんぎつね」のエンディング気分になります。
車に使用されているゴム由来の部品は、基本は振動の抑制やオイル等の漏れをストップさせるなどの縁の下の力持ち的なものです。
ここから、トランスミッション内部に充填されているDCTオイルが漏れ出て、オイル漏れしていたというわけです。
【赤い矢印】部分は、その漏れ出たDCTオイルが長い年月かけて付けた跡です。
ご覧のように、漏れたDCTオイルがつけた真っ黒なあとの元は、DCTオイルに含有されている鉄粉などのスラッジ。
ビフォー
アフター
エンジンルームぎっちりのビフォーと比べ、アフターでは手前がスカスカです。
ミッションシールは単品で取り寄せが可能なので、交換します。
この状態を見てください。オレンジ色のゴム部分がガビガビになっています。この原因は劣化したオイルが攻撃していることも要因でs
ガビガビのクローズアップ。
これ、鉄粉とスラッジが流れ出たあとですよ。
ただ、DCTオイルが漏れている原因は、この奥にあるシムがやせ、シールが遊んでしまってオイルが漏れてていることがほとんどです
ミッションシール新品を用意。
せっかくトランスミッションを下ろすのですから、エンジンオイルがよく漏れるリアクランクシールも用意し、交換します。
ここからのエンジンオイル漏れも多いですね、ボルボは。
ミッションシール 新旧比較
取り外したミッションシールとシム
ミッションシール交換 左がとりはずしたもの、右が新品。
経年による各変化はしょうがないとしても、オイル交換を定期的に行っていれば起こらない故障なのではないかと思います。
取り外したミッションシールとシム。ミッションシールのオレンジ色ゴム部分は、硬くガビガビした状態でした
さて、必要部品の交換を完了し、また車体に乗っけます。
下ろした時と逆に組み上げていきます。
あとはDCTオイルを充填させて稼働させ、漏れがないか、接続不足の部分がないかなどのチェックをしっかり行います。
これで終了。
ほっと一息。
ではありません。
ワイズガレージ東京三鷹(と書かないと、全国にワイズガレージさんが多いため)では、ここからトルコン太郎を使用したDCTオイル圧送交換を施工します。
そのため、オイル漏れの修理とトランスミッション内部のリフレッシュも同時に施工できるので、リフレッシュ感が大きく、燃費も良くなります。
圧送交換施工後は、気持ちの良いスムーズでラグジュアリーな走りが戻りました。
費用は掛かりましたがこれでしばらくはオイル漏れの心配もなく気持ちの良い運航ができます。
ご利用ありがとうございました。
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自社工場ですべての整備を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、整備内容により)。
ボルボメンテナンス一覧
●バッテリー持ち込み交換やブレーキパーツ持ち込み交換整備、トルコン太郎圧送交換の各メンテナンスリンク一覧あり No.265
ボルボ専用 トランスミッションご相談ページ
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不調が起きやすい理由や、不調症状の一覧などご案内 No.544
ボルボトルコン太郎圧送交換 入庫実績一覧
●トルコン太郎でのATFやDCTオイル圧送交換 ご入庫事例の簡単な情報と症状などの一覧ページ No.643
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交換後はスムーズな走りが戻りました。
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