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ブレーキを踏むとゴリゴリ異音がする 平成30年式 クライスラー・ジープ ジープ・コンパス ABA-M624

 埼玉県からレッカーでご入庫です

お電話でご依頼いただきました。
クライスラー・ジープ
ジープ・コンパス
平成30年式
ABA-M624


よく、持ち込みバッテリー交換でご利用いただいています車種です。
もちろんブレーキパーツ交換も必要工具やコンピュータテスター等すべてそろっていますので整備可能です。




「ブレーキを踏むとゴリゴリ、ギーギーと音がするんです。。。」

とのお話。
走行距離を伺うと6万㎞超。

平成30年式のため生産から6年目。
過去に2回車検を受けている頃あいの車両です。

過去には一度もブレーキ関係は整備したことがない、とのお話。

おおよその輸入車(アメ車でもヨーロッパ車でも)では、ブレーキの利きが大優先のためブレーキパッドが削れやすく、制動がかかりやすいブレーキパッドが使用されています。
そのため輸入車の純正ブレーキパッドは、ブレーキダストが多く出ます。
これは命優先のため、当然のことです。


多分、そのゴリゴリ異音はパッドの台座部分がローターを削ってる状態・・・・!!!!


パーツはオーナー様ご用意でのご依頼、ローターが削れている状態では走行も危険なため、任意保険に付帯していたレッカーサービスを利用してご入庫いただきました。


 ホイールはダストが焼き付き始めていました


ご入庫からホイールを外しチェックしてみたところ、やはり予想通りダストや鉄粉でひどい状態になっていました。

話を元に戻しまして、純正パッドはよく削れるということです。
輸入車のブレーキ整備は

おおよそ2~3万kmでブレーキパッド交換
また2~3万km追加で走行したら、今度はディスクローターも同時に交換


というスケジュールが一般的です。


ただ、上記スケジュールはおおよそ年間1万km以上ほど走る方むけ情報。

市中走行が多く、ご自宅近隣のみの使用が多い方はもっと寿命が短い傾向です。

市中走行では信号でのストップアンドゴーが多くなり、その分ブレーキ使用頻度も高いためブレーキの摩耗が早い傾向だったりします。それらが主な理由です。


走行距離が短いから、メンテナンスは最小限でオッケー!というわけではないんですね~。
車って難しい(汗)!



今回ご利用のジープコンパスは、年間1万kmほどの走行距離、過去の車検で1度もブレーキパッドを交換していなかったためこのような状態になっているわけです。

画像では、ダスト(というよりももはや鉄粉)から発生したサビによる汚染された状態。

ブレーキダストは金属製ですから、付着したダストは放置するとサビを発生し、長期間そのままの状態にしておくとホイール自体に錆が侵入し浸食していきます。

 こちらボディや足回りの状態


丸で囲ってある部分も、ダスト(鉄粉まじり)が付着、または堆積している状態です。

色的に付着した泥が乾いたような印象ですが、すべてダストです。

ボディもホイール同様に、ダストや鉄粉を放置すると塗装にダメージを与えます。
ただ単純に洗車しただけでは鉄粉は除去できません。

ただ、すべての輸入車がこの状態になってしまうわけではなく、こんな状態になったのには理由があります。

理由はのちほど。

 お持ち込みのブレーキパーツはディクセルです

近頃はブレーキパッドとローター、センサーのセット販売もありお値打ち感もあり便利ですね。

 交換前ブレーキの状態

レッカーでご入庫する前には、1か月ほど乗るタイミングがなく駐車したままだったそうです。


赤丸で囲んである部分はブレーキが固着していた部分。

ローターの外径にも内径にも赤茶色のサビが浮いています

 接写

ローターの表側、そんなに言ってるほど削れてないように見えますよね。

しかし、ローターは表だけではなく裏面もあるのです。
パッドで表と裏から挟み込んで制動を出すため表裏一体とはこのこと。

 こちらがディスクローター裏側


削れています。
ゴリゴリに削れています。


このゴリゴリ状態は、摩耗剤部分がなくなったブレーキパッドの台座が削ったもの。
ブレーキを踏むたびに鳴っていた異音の原因です。


のちほど、取り外した画像を掲載します。

 さて、これから交換作業です

簡易的にご案内

まずパッドを取り外し、ローターを取り外します

画像では、キャリパーを取り外し、パッドも外れている状態です。

足回りの状態に異常はありませんが、ダストが広範囲に付着してあまりよろしくない状態。
早めの下回りスチーム洗浄が好ましい状態ですね。

ドライブシャフトブーツなどは問題なさそうです。


 作業は続きます

キャリパーハウジングも取り外し作業は続きます

 ローターが外れました

作業はまだまだ折り返し地点。

箱根駅伝だと往路のゴール、箱根の関所に到着したくらいです。

ブレーキディスクローターとパッド交換は進みます

 取り外したゴリゴリローターの裏面


ひとこと、ゴリゴリでございます。

ハブ接地面周りのダストもとんでもないことになっています。

 新旧比較


どちらがどちらかなど、言わずもがな。

どのお車でも、新品のローターはこのシルバーのスベスベ状態です。

ブレーキ制動時の摩耗、それから発生する熱、ダスト、雨水による湿潤と乾燥の繰り返し、様々な要因が重なり変貌していくのです。

 粛々と簡易的清掃を

完全にキレイにするとなると、専用洗剤での洗浄と乾燥、各部チェックと給油、アンダーコートの塗布などいろいろとご案内することがあるのですが、費用と時間が追加になるため今回はブレーキ交換に付随する清掃のみ。

 新品ブレーキパッド、ディクセル

 右フロントブレーキはこれで整備完了

同じブレーキとは思えないほど、一新。

キャリパー形状でようやく同一車両とわかるくらいに変貌。


これで、フロントブレーキパッド&ローター交換整備はひとまず完了です。

 取り外したブレーキパッド


こちらが、摩耗材部分がすべて摩耗して消失、残量0㎜のブレーキパッドです。

残っているのは、摩耗材部分を固定している台座部分です。

この台座部分は金属製ですから、ブレーキを踏むたびにローターをゴリゴリ削っていました。

ゴリゴリ、ギーギーの異音の原因です。


 新品ブレーキパッドの状態は



こちらが、取り付け前の新品ブレーキパッド。

赤い矢印部分が摩耗材です。

新品はどの車両でもおおよそ10~12㎜ほどあるのが通常。

車検を受けた際に

「ブレーキ残量は6㎜で次の車検までにはもたないので、今すぐ交換というわけではないけれど早めに交換がおすすめです」

「まだ8㎜以上あるので、次の車検には交換予定ですね」

などのお話を聞いたことがあるはずです。


あるいは、ブレーキパッド残量4㎜ほどになると、ブレーキセンサーがある車両ではブレーキ警告灯が点灯しますので、交換タイミングの判断となります。

 なぜ摩耗側を上にしなかったのか。。。。


新旧、厚みの違いを確認。

同じ作用面を上にしなければ比較にならないじゃないか!と、後悔。


ブレーキ交換作業はこれで完了ですが、交換後には異音がしないかどうかなどのテスト走行をしたり、臨時分解整備記録簿をご用意しますのでその分の時間がかかりますが、部品がそろっていればご来店当日数時間で整備は完了します。


ブレーキパーツ交換整備では、ご来店当日完了が可能です。




ネットでの部品購入方法などはこちらのページをご参考にどうぞ。


ブレーキパーツ持ち込み交換 購入方法等ご案内ページ
●ネットでの持ち込みブレーキパーツ購入方法などご案内 No.623

ブレーキパーツ持ち込み交換 ご入庫事例ページ

●ブレーキパーツ持ち込み交換 入庫実績ページ No.181


輸入車 メンテナンス一覧
●バッテリー持ち込み交換やブレーキパーツ持ち込み交換整備、トルコン太郎圧送交換の各メンテナンスリンク一覧あり No.268

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ブレーキパーツ持ち込み各お問い合わせは
まずはお電話やお見積りフォームよりお困りや気になる症状をお聞かせください。
ご相談はメールまたはお電話でどうぞ。

ネットで部品を購入するのは難しそうだな、と思われるかもしれませんが車台番号での適合確認さえしっかりすれば、まず間違った部品を購入することはありません。


■車種、内容によって費用が異なります。
交換費用などはお電話またはお見積りフォーム・お問い合わせフォームからお気軽にご相談、ご質問ください!

以上、持ち込みブレーキパーツ交換のご案内でした。



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