ブレーキ異音と警告灯点灯 マセラティレヴァンテ ディクセルブレーキパッド交換 ABA-MLE30D ワイズガレージ東京三鷹

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ブレーキからキーキー音発生
マセラティ レヴァンテ
警告灯点灯・ブレーキ残量極小
フロントブレーキパッド交換整備 ディクセル プレミアム

 マセラティレヴァンテブレーキ交換

今回はマセラティレヴァンテのブレーキパッド、ローター交換をしました。
ABA-MLE30D、車両重量が2t以上あるお車です。

信号の多い日本の道路事情ではブレーキ制動を使用する機会が多い傾向、車重のある輸入車ではブレーキパッドが摩耗しやすい傾向です。

そのためヨーロッパ車ではブレーキダストが多くそれにお困りのお話も多く耳にします。
200㎞/h以上で走行してもしっかり止まれるように設定されている純正ブレーキパッドは、ローターを挟んで制動を出す際に削れやすくなっています。

そのため傾向としては走行距離2~3万kmでブレーキパッド交換、さらにそれから2~3㎞走行プラスしたらローターとパッド交換のスケジュールです。

 交換前のブレーキの状態は

今回ご利用のきっかけはブレーキ警告灯点灯からしばらく走行していたら、キーキーと異音がし始めたことからです。

ただ、この警告灯はブレーキセンサー設定がある車両に限っての警告のため、センサー設定がない車両では定期点検やご自身での目視チェックが必要です。

その際よくありがちな傾向をご案内します。

点検時などに、

「ブレーキパッドの残量が少ない」
「次の点検時にはブレーキパッドの交換が必要です」


とよく聞きませんか?

これは、ブレーキパッドの摩耗材部分の残量のことを指摘しています。


ブレーキ表から見ると、ブレーキパッド残量は十分あるように見えます。

画像、白い矢印の先にブレーキパッドが見えますが、キャリパーの隙間から見えているのはブレーキパッドの台座部分だけ。
摩耗材はもっと奥まった部分にあり、実は表面的には見えません。

その証拠に赤い矢印が指している先、ローターの一番内側に摩耗材で削れていない部分があります。
この差の分、奥まった位置にブレーキパッド摩耗材が位置しています。

 もっと近くでみてみましょう

赤の矢印先、こちらのほうがわかりやすいですね。
ここ以外のローター面とは段差があるのがわかります。

黄色の矢印先の部分に、ブレーキパッド摩耗剤部分があります。
残量は1㎜程度。
通常は残量4㎜程度で警告灯が点灯する為、警告灯が点灯してからしばらく走行していたお話はその通りのようですね。

それでは、異音の原因はといいますと。
青の矢印、このパッド台座部分が赤矢印先の削られていないローター部分に接触します。
ブレーキ残量が少なくなった際にキーキー異音がするのは、摩耗材がなくなりパッド台座部分が摩耗材で削られていないブレーキローター部分に接触、鉄どうしで削りあって異音がします。

今までのブレーキ整備のご入庫経験では様々な状態の車両を見てきました。

ブレーキ異音はキーキーからギーギー、ギャーギャー、ゴリゴリと音は変わっていきます。


そうです。
鉄が鉄を削りあう音です。

こうなると、削れた鉄から出るものはご想像の通り鉄粉。
しかもブレーキ制動力は摩擦の力に依るものです。
通常、摩擦熱が発生するため街乗りでも200度程度の熱が発生していると言われます。
その熱された鉄粉がホイールやボディに付着すると、いわゆる【 焼き付き 】という状態になり、洗車しただけでは取れず車の見た目を損ないがちです。

 さて、今回交換するブレーキ

今回、交換予定のブレーキローターとブレーキパッドです。

ブレーキパッドでよくいただくご質問コーナー!

Q. フロントだけ交換できますか?

Ans. もちろんです! 当然ですがリアだけ交換もできます。


Q. 左右同時交換必須ですか?

Ans. はい、基本的に左右セットのため同時交換です。


Q. ブレーキ警告灯が点灯していなくても、ブレーキセンサーの交換は必要ですか?

Ans. はい、ブレーキパッドと同様に経年・熱などにより劣化しているため取り外しの際にカプラーが損傷することがあるため同時交換必須です。

 ご用意のブレーキパッドはディクセルのプレミアム

商品型番 291 5912
MASERATI FRONT
とあり、安心できます。

 価格等性能を両立させたプレミアムタイプ

・ノーマルパッドと違い、日本人の趣向、日本市場を徹底的にリサーチし、開発

こちらの文言、ぐっと心をつかみますね。

前述した通り、日本の道路事情はダストが出やすい傾向にあり、併せて日本人は車の見た目をきれいに保ちたい傾向のためお手入れが大変なダストの多いノーマルパッドがあまり好まれません。


 作業中

やっと交換作業中の一枚。

今回使用する工具は、
6mm,9mmのヘックス,
E型ヘックスローブ,
ピストン戻し,
ブラシ,
パーツクリーナー,
マイナスドライバー
です。

忘れちゃいけない、リフトまたは油圧式フロアジャッキ。
なかなか一般家庭でリフト一基あるよ!というおうちも少ないと思います。
その際には、一般的にウマと呼ばれるジャッキスタンドが必要です。
こちらがないと、タイヤを外すだけで一苦労です。

あ、ブレーキ交換ではホイール脱着も前段階で必要なため
ホイールナットに適合するサイズのソケット
それを駆使するT字レンチ(インパクトがあるとなお時間短縮につながりますね)
忘れちゃいけない、ナットの増し締め用のトルクレンチ


フロントブレーキパッドだったら、車の知識や必要工具がある方はご自身でも交換できたりします。

リアブレーキではそうもいかず、リアパーキングブレーキは電子式のためテスターでのピストン解除が必要です。

 キャリパーにこびりついたブレーキダストは取れません

前述の、焼き付いたブレーキダストはこの画像のようにこびりついた状態になります。
Maseratiのカバーの下は長年ダストが吹き溜まりになっていたようで、固着していてこれ以上は除去できませんでした。

こすっても、何しても焼き付いたブレーキダストはうんともすんともいいません。
専用溶剤を使用し洗浄しない限りは残念ながら落ちません。

ブレーキパーツ交換後は、ブレーキ警告灯が点灯していた故障履歴を診断機で消去し、インターバルリセットも施工します。
近頃のお車は何においても、診断機がないことには何もできなくなってきています。

エンジンオイル交換しただけでもリセットが必要、バッテリーを交換してもリセット(コーディング)。
何でもかんでもコンピュータ管理です。

それらを施工し、最後に分解整備記録簿を記載し、作業は完了です。
フロントとリアのブレーキパッドとローター交換でも、必要部品が揃っていればご来店当日中に数時間で施工完了します。


ご利用ありがとうございました。




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