トルコン太郎設置店 ATF圧送交換施工 ワイズガレージ東京
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東京都三鷹市深大寺2-19-2
2024年7月13日 更新
トルコン太郎専門店といっても過言ではなくなってきているワイズガレージ三鷹です。
前回の更新から4か月経過していますが、その間トルコン太郎のお問い合わせが前年の2倍へ勢い増加、その対応に連日追われていました。
梅雨も明けだんだんと暑くなってきたので圧送交換のお問い合わせが下火になるかと思いきや、寒冷期と変わらず多くのATF圧送交換をご利用いただいています。
本日のトルコン太郎圧送交換ご利用はこちら!
【車両情報】
■年式 令和2年 (2020年)
■型式 3BA-7L20
■走行距離 27000km
【ご相談内容】
低速域でたまに変速ショックが起こる
おもに2速→3速のシフトアップ時
購入間もなくのお車、過去のATF交換歴も不明のためリフレッシュでの圧送交換をご希望にてご来店です。
本格的な不調を感じる前の圧送交換は非常に効果的な予防整備です。
ご来店までにはお問い合わせがあり、圧送交換の説明・圧送交換の内容を含んだお見積りのご連絡、そのほかやり取りをメールで完了、費用感にご納得いただいてのご来店です。
圧送交換見積りではATオイルクーラーの形状、適合アタッチメントの確認、トランスミッションオイル(フルード)の種類特定、使用ガスケットの特定など確認することが山ほどあります。
そのためホームページ下部、LINEやメールで見積もりから車両情報やご相談をいただければお見積りのご案内可能です。
8速ATステップトロニックを搭載のM135i、スポーティな走りの好きな方向けのお車です。
こちらのATは基本的にATF定期交換が必要な、繊細なトランスミッション。
というよりも、エンジンオイルなど車に使用されている各オイル、フルードは基本的に快適性を求める場合には定期交換が必須です。
圧送交換では、ATオイルクーラーからの圧送のため下回りからアクセスが必要です。
画像では、アンダーカバーを取り外しています。
M135iのATオイルクーラーは下回りからのアクセスです。
まずリフトアップし、アンダーカバーを取り外します。
エンジンとトランスミッション回りのみっちり感。
圧送交換に欠かせないATオイルクーラーは赤丸で囲んである部分です。
このオイルクーラーを取り外し、ここにアタッチメントを取り付け圧送マシン・トルコン太郎(ネーミングセンスがキラリ)に接続します。
このアタッチメントがないと、圧送交換はできません。
一部車種で軽量化のために採用されている乾式タイプのDSGやDCTなどは、このATオイルクーラー設定がないためそもそも圧送交換ができない構造です。(AT容量がおおよそ1.5~2リットルほど)
そして乾式タイプは不調が出やすく、オイルメンテをこまめにしないとすぐに壊れます。
併せて、近年のATはゲージレスのため循環でのATF交換は施工できません。
そのためドレンアウトか圧送交換でしか交換が出来なくなっています。
ATオイルクーラーの取り外しの際に、排出される廃油を採取します。
ATFの状態を確認するためです。
汚れは27000㎞にしては濃く、超低粘度ATFにしては少々粘度が高い印象。(逆光のため透明感があるように見えますが、この黒色はすべて細かい鉄粉とスラッジによるものです)
この汚れ具合はAT外部のフィルターもなく、AT内部のストレーナもなく、マグネットもないトランスミッションならでは。
変速ショックが起こるのも無理はない印象です。
圧送交換をさらに効果的に高めるため圧送交換の際にしか使用できないフラッシング剤、 ATフラッシュを注入します。
AT上部のフィラーへのアクセスのため、エンジンルーム上部から。
いったんエアクリなどを取り外し、その奥にあるトランスミッション上部へ。
(フラッシング剤の効果については、ネットで検索してみてください。)
フラッシング剤を添加してからはしばらくエンジンを稼働、トランスミッションの構造内に行きわたらせクリーニング。
シフトショックがある情報から、各シフトに入れてさらに念入りに。
専用アタッチメントを取り付け、圧送交換専用機器のトルコン太郎に接続します。
M135iに搭載されているATに適合するATFはATF7です。
BMWでは2020年代から徐々に、ATF7を使用したトランスミッションが採用され始めています。
ATF7は燃費等に配慮した超低粘度ATF設定。
そして純正ATF7は高額で油量をたっぷり使用する圧送交換には不向きです。
そこで、超低粘度ではBMWのアプルーバル取得しているモチュールのATFで圧送交換します。
つづいて、ようやく圧送交換の案内につづきます⇒
トルコン太郎はオイルの抜き取りと注入のホースが別設定、廃油がトランスミッションに戻らない構造です。
新しいATFの注入圧力で廃油をAT外へ排出します。
①トルコン太郎向かって一番左 新油モニター
→これからAT内に供給される予定の新油の状態
②トルコン太郎向かって真ん中 クリーニングモニター
→現在のAT内のオイルの状態
③トルコン太郎向かって一番右 廃油モニター
→ATから抜き取られた廃油の状態
トルコン太郎には3つのモニターが設置されています。
各モニターでは各オイルの状態が確認できます。
①と②の間に、比較用の廃油サンプルも待機!
圧送交換中は③廃油モニターの色味の変化が顕著です
③廃油モニターが、↑1枚上の画像より少し赤みがクリアになってきました
2回目圧送交換完了後、クリーニングモードでAT内をクリーニングしています。
まだクリーナモニターのATFは黒味が見えます。
オーナー様ご希望は新油と変わらない状態までの交換をご希望のため、あと1回圧送交換を施工予定です。
3回目圧送交換完了後のクリーニング中です。
もう、これでクリーニング後にATF状態に大きな変化がなければ、これで圧送交換は終了です。
で す が
ここからがまた時間のかかる整備タイムのスタートです。
2000年代に入り、ATのレベル確認ゲージ設定のない密閉式ATが台頭してきました。
それがATF交換が気軽な整備でなくなってしまった原因でもあります。
そこら辺の説明はこちらのページで
とくに、夏場は連日の気温が32~35度ほどだと、圧送交換完了後にはATF油温もあっという間に70~80度近くまで上昇しています。
それを、スポットクーラーなどを使用して車種ごとの設定温度まで下げ、油量調整が必要です。
油温とAT状態をテスターで確認しながら管理、最終油量調整等の作業を施工しまして、あとは試乗などの付帯作業を施工します。
この最終調整がうまくいかない場合、トランスミッションの不調を招きますのでしっかりと調整&確認します。
最後の最後まで気が抜けません。
圧送交換後は、
◎走り出し、アクセルをいつも通り踏むと急加速気味になるくらいの反応の良さへ
◎トルク感が増した
◎たまに感じていた変速ショックがどんな変化になっているか期待が持てる
上記状態へ変化。
ご利用ありがとうございました。
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トルコン太郎圧送交換 ATF・CVT・DSG・DCT・PDKのお問い合わせはお気軽にどうぞ
当店は自社工場ですべての修理を行います。
見積もりは事前にメールでやり取り、施工は最短ご来店当日完了(車種、整備内容により変動)。
そもそもトランスミッションオイルの圧送交換とは?
こちらのページでご確認ください↓
■まず、トルコン太郎とはなんだろう?からご説明したページです
トルコン太郎圧送交換とは?
■ブログに掲載予定の入庫実績(各情報あり)のページです
トルコン圧送交換 輸入車入庫実績
■BMWメンテンナンス事例ブログ一覧ページです
BMWメンテナンス事例ページ
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トルコン太郎圧送交換 ATF・CVT・DSG・DCT・PDKのお問い合わせはお気軽にどうぞ
前述にあります通り、トルコン太郎でのお見積もりは車両の情報をいただければ概算見積が可能です。
【ご連絡いただきたい車両情報】
■車両型式
■車台番号
■原動機の型式(エンジン型式)
■現在の総走行距離
■過去にATF交換歴がある場合はその際の走行距離
■現在気になるショックや不調など(簡単で結構です)
上記情報があれば、トルコン太郎の圧送交換のお見積りは可能です。
逆に、車台番号が不足していると何もお調べできないので、車台番号は必ず輸入車でしたら17桁の英数字を、日本車でしたらハイフン以下の全ての数字をご連絡ください。
関東陸運局認証工場
ワイズガレージ
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定休日 毎週 日曜日・月曜日・祝日 各大型連休
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