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523d G31 3DA-JP20 長く気持ちよく乗りたいので予防整備でATF圧送交換【トルコン太郎】

 予防整備でのATF圧送交換ご入庫

2024年10月12日 更新


暑さ寒さも彼岸まで、といいますが今年はつい先日まで夏を引きずっていた感じです。
沿道の彼岸花もあっという間にしおれていました。
10月に入りようやく暑さも納まってきましたので、気温が下がると不調を感じやすくなるATでは、冷間時の不調を感じているATのご相談も増えてきました。


本日のトルコン太郎圧送交換ご利用はこちら!

【車両情報】
■年式 令和1年 (2019年)
■型式 3DA-JP20

■走行距離 37,000km

【お問い合わせ内容
●4万km目前、予防整備的にATF圧送交換をご希望


新車から乗っているが、エンジンオイルなどのメンテナンスは定期的に行っているが、ATFだけは交換を勧められたことがないのでとても気になっている。
リフレッシュでの圧送交換をご希望にてご来店です。


不調を感じる前の圧送交換は非常に効果的な予防整備です。
オーナー様ご懸念のとおり、ATFはノーメンテナンスでOKという雰囲気がありますが、エンジンと同等の車の根幹をなすパワートレイン部分のため、AT内の内部を潤滑・保護・冷却などの機能を任されているATFは定期交換を推奨されているエンジンオイルと同じく消耗部品です。
未交換でよいはずがありません。

オーナー様もそのご意見にご賛同で、早めの交換希望にてご利用いただきました。
ご来店までには、圧送交換の説明・圧送交換の内容を含んだお見積りのご連絡、そのほかやり取りをメールで完了、費用感にご納得いただいてのご来店です。



BMW


 ①圧送交換開始 抜取量0.0L 給油量0.5L


トランスミッション型式はGA8HP51Xの8速AT、純正ATFはATF3+です。
純正ATFは1リットル1万円ほどと高額なため、圧送交換は多くのATFを使用するため純正品を使用するには少々お値段のハードルが高い。
そこでワイズガレージでは適合確認が取れている社外ATFのワコーズでご案内しています。


あっという間に圧送交換が始まっているように見えますが、ここに至るまでにはそれぞれの段階を経ています。

ご来店の前段階ではもちろんお問い合わせがあり、圧送交換の説明・圧送交換の内容を含んだお見積りのご連絡、そのほかやり取りをメールで完了、整備内容や費用感にご納得いただいてのご来店です。

圧送交換見積りではATオイルクーラーの形状、適合アタッチメントの確認、トランスミッションオイル(フルード)の種類特定、使用ガスケットの特定など確認することが山ほどあり、交換後の油糧調整でも規定温度がありテスターを使用してのチェックや各部リセットが必要です。

ATF交換があまりにアンタッチャブル扱いなのは、確認事項などが多すぎて取り扱いリスクと施工後に起こるかもしれないリスクが高い(※)ことかなと思います。
(※圧送交換ではなく、通常のドレンアウトでの場合です)



アタッチメントからトルコン太郎にホースを接続し、さっそく圧送交換開始です。

トルコン太郎はオイルの抜き取りと注入のホースが別設定、廃油がトランスミッションに戻らない構造です。
トルコン太郎には3つのモニターが設置されています。
各モニターでは各オイルの状態が確認できます。


①トルコン太郎向かって一番左 新油モニター 
→これからAT内に供給される予定の新油の状態

②トルコン太郎向かって真ん中 クリーニングモニター
 →現在のAT内のオイルの状態をリアルタイムで確認

③トルコン太郎向かって一番右 廃油モニター
 →ATから抜き取られた廃油の状態がリアルタイムで確認可能




②圧送交換中

③圧送交換中 給油1.8L

 廃油モニターの色が変化します


圧送交換開始前には、フラッシング剤を添加ししばらくエンジンを稼働、トランスミッションの構造内に行きわたらせクリーニングして汚れが落ちやすくしてあります。

そのため、ただATFを交換するだけではなく、ATの心臓部トルクコンバーター内やATオイルクーラーホース内部のスラッジなども排出できます。

まず圧送交換では最初に2~3Lほどの廃油を抜き取る自動プログラムになっています。
真っ黒の廃油が見えますが、③の画像では廃油モニターの色味に変化が見られます。
新油供給が始まり、新油が1.8Lいりまじっているからです。

 ④1回目圧送交換完了、クリーニング開始


1回目の圧送交換が完了、AT~トルコン太郎内部フィルターを循環通過させながら10分ほどクリーニング開始です。

真ん中のモニターが、現在AT内に存在しているATFが確認できます。

まだ5リットル圧送交換しただけなので、変化には乏しいですが何度も圧送とクリーニングを重ねるほど交換率が上がっていきます。
ご安心ください。

 ⑤2回目圧送交換 抜取量2.3L 給油量0.0L

1回目圧送交換のクリーニングが完了したら、次に2回目の圧送交換開始です。
廃油モニターの油色は1回目の圧送時【①】とほぼ変わりなく。

3.7万km走行でもこれまで汚れが大きいのは、エンジン出力が上がるにつれその分トランスミッションが引き受ける負荷や役割もおのずと大きくなるわけです。

あとは普段の使用状況によるところも大きく、市街地走行が多い車両のほうがATFの汚れが大きい傾向です。


⑥2回目圧送交換 給油量1.5L

⑦2回目圧送後 クリーニング中

 2回目圧送交換後の状態は

クリーニングモニターのATF状態は少し透明感が得られました。

ですが、今までの経験上では、クリーニングが終わるとまた汚れが落ちてくるタイプです。

クリーニング完了後、やはりAT内のATF状態は黒ずみが目立ち始め、3回目の圧送交換に続きます。

 ⑧3回目圧送 抜取量2.7L 給油量0.0L


3回目圧送交換開始。

AT内のATFには黒ずみは見えるものの、あと少しでスッキリ透明感を得られる印象です。

 ⑨3回目圧送交換中

 ⑩3回目圧送交換後クリーニング

リフレッシュのため、新油と同じくらいに交換したいとのご希望のためしっかり圧送交換しました。

真ん中のクリーナーモニターが、現在のトランスミッション内に充填されているATFです。
透明感が得られました。

画像だと少し黒ずんで見えますが、人間の目での目視の場合はほとんど色味に違いはありません。

 圧送交換後、テスターでのリセットと油温管理・調整


近年ではATのレベルゲージ設定のない密閉式ATが台頭、それによりATFの油量確認が簡単に出来なくなりました。
かつての車ではGSでもATF交換を取り扱っていたりしましたが、今では正規ディーラーでも交換を断られる時代にです。

それがATF交換が気軽な整備でなくなってしまった原因でもあります。
そこら辺の説明はこちらのページで



とくに、圧送交換施工自体は数時間で終了するのですが、その後の規定油温までの油温引き下げとその後の湯量調整、テスターでのコンピュータリセット、すべてが完了した後の試走などに非常に時間がかかります。
この最終調整がうまくいかない場合、トランスミッションの不調を招きますのでしっかりと調整&確認します。

最後の最後まで気が抜けません。


圧送交換後は、

◎加速感がダイレクトになり、今までのアクセルワークだと少々怖さを感じるほど
◎走行中のスムーズさが増した

◎予防整備のはずが、こんなに変化があるとは


上記状態へ変化。


ご利用ありがとうございました。



そのほか、トルコン太郎圧送交換の事例はこちらからご覧ください。

トルコン太郎圧送交換とは!?トップページ
●トルコン太郎の説明やトランスミッションに不調が起こる理由などを簡単にご案内

トランスミッション調
●トランスミッションよくあるご相談など No,617



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【 How to お問合せ 】
お問合せの際は、下記車両データをご連絡いただくとお見積り等がスムーズです。
問合せフォームなどでお問い合わせいただく際は、下記内容をコピペにてご使用ください。

【車検証データ】
1.初年度登録:平成or令和   年   月
2.車名:
3.車台番号:
4.型式:
5.原動機の型式:
6.型式指定番号:
7.類別区分番号:

上記データで個人の特定は出来ませんので、ご安心の上ご連絡ください。



トルコン太郎圧送交換・パーツ持ち込み交換整備ご相談はお気軽に

  お電話・お問い合わせフォームよりご連絡ください

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